妙蓮寺 十六羅漢の石庭

妙蓮寺 十六羅漢の庭
先日、西陣にある妙蓮寺の十六羅漢の庭をご案内で訪れました。

妙蓮寺 十六羅漢の庭妙蓮寺は、中国でハスの花を意味する芙蓉の花が美しいお寺ですが、拝観をすると十六羅漢の庭の石庭などもあり、ゆっくりと時を過ごすこともできます。等伯の鉾杉の絵は事前予約が必要ですのでご注意ください。タイミングが良ければ、お寺の方が解説してくださることもあるでしょう。

妙蓮寺 十六羅漢の庭十六羅漢の庭は、枯山水のお庭。枯山水は禅寺に多いのですが、日蓮宗では珍しいそう。作庭は桂離宮の庭にもかかわっている玉淵坊日首(ぎょくえんぼうにっしゅ)。白川砂に16個の石を配して北山杉やサツキ植え込んだお庭です。中央の石は臥牛石とも呼ばれ、牛が伏したような姿にも見えます。あるいは釈迦が涅槃の姿に入っているようにも見えるでしょうか。この石は豊臣秀吉から賜ったものと伝わり、伏見城にありましたが、玉淵坊日首が城から寺に帰るまでの間にはもう届けられていたという、仕事の早い秀吉らしいエピソードも残されています。

妙蓮寺 十六羅漢の庭枯山水の白砂は一般的には大海を表しますが、十六羅漢の石庭では宇宙を表し、石は苦悩する大衆の中から立ち上がって世界を救済すると妙法蓮華経に書かれている「地涌(じゆ)の菩薩」を表すのだそう。海よりもさらにスケールの大きな宇宙が、このお庭には込められているのです。もちろんお庭の見方は人それぞれ、石は動物に見えたり、人に見えたりもするでしょう。それぞれの心でじっくりとご覧になってみてください。

妙蓮寺 十六羅漢の庭
妙蓮寺 十六羅漢の庭

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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