大徳寺 興臨院の庭園

興臨院
大徳寺の興臨院が、19日まで特別公開されています。

興臨院興臨院は大徳寺の山内にある塔頭で、春と秋に公開されるお寺です。今年も10月10日から12月13日に他の塔頭とあわせて公開されるようですが、9月は22日まで公開があります。大徳寺には枯山水のお庭が素晴らしい塔頭が多数あり、どれも見ごたえがあります。常時公開されているのは4か所ですが、時期によって特別公開もありますので、調べて訪れて頂くのもおすすめです。この秋は「孤篷庵(こほうあん)」も9月19日から10月4日まで公開されます(9月22日、23日は拝観休止)。

興臨院さて、興臨院は能登の守護を務めた畠山義総によって室町時代の1520年に創建され、以後畠山氏の菩提寺となりました。本堂は前田利家によって屋根が修復されたこともあり、前田家の菩提寺にもなっています。方丈前の庭園は昭和期に資料を元に復元されたもので、昭和の名作庭家、中根金作が手掛けています。

興臨院庭園は、その昔中国の寒山・拾得(じっとく)が生活をしていた天台山の国清寺の石橋を模し、大石や松をあしらった蓬莱世界を表現しています。洗練された趣を感じる枯山水庭園でした。特別公開とあって解説の方もおり、襖絵や庭園をわかりやすく解説していただけます。よければこの機会に足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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