祇園祭 長刀鉾お稚児さんのしめ縄切り

祇園祭 山鉾巡行 しめ縄切り
17日の祇園祭前祭の山鉾巡行。先頭を行く長刀鉾のしめ縄切りの様子を動画でご紹介します。

祇園祭 山鉾巡行 しめ縄切り山鉾巡行でも人気のある場所が四条麩屋町のしめ縄切りの場面。今年も6時ころに家を出て最前列で眺めてきました。8時過ぎに雨が降り出しましたが、幸いにも巡行中には雨が降らず巡行が無事に行われました。さて、しめ縄切りは先頭を行く長刀鉾に乗るお稚児さんが真剣で、四条通に渡されたしめ縄を切る行事。祇園祭のハイライトとして知られています。

祇園祭 山鉾巡行 しめ縄切りただ、現在のようにお稚児さんがしめ縄を切るようになったのは昭和31年のこと。この年に前祭の巡行経路が変更され、その目玉として始まりました。江戸時代には、長刀鉾町の人によって低い位置にあるしめ縄が切られていた記録があるそうですが(祇園御霊会細記)、それが途絶えたのちに観光的なパフォーマンスとして復活したものが現在の注連縄切りです。復活した当初は寺町通を上がった位置にしめ縄が張られていましたが、数年後に現在の四条麩屋町に移されました。ですので、現在のようにお稚児さんが行う注連縄切りを古くからあるものとして見るのは誤りということになります。

祇園祭 山鉾巡行 しめ縄切りさて、四条麩屋町のしめ縄切りは9時20分頃に始まります。しめ縄をむすぶ斎竹(いみだけ)を立てる高橋町の皆様によって清めの塩が撒かれて、いよいよ長刀鉾がしめ縄の前へとやってきます。長刀鉾は四条通を東進して八坂神社(御旅所)に近づくため、神域への結界を切って進むという意味に解されています。稚児は後ろの稚児係によって操られるように太刀を握り、剣先を見つめ左右に降って神を宿らせ、そしてしめ縄を切ります。奏でられるお囃子は「お渡り」とも呼ばれる奉納囃子で、いわゆるコンチキチンのリズムとは違った厳かな曲調のもの。祇園祭は疫病鎮めを願う祭事ですが、この奉納囃子は疫病で命を落とした人々の霊を鎮魂する目的で奏でられるそうです。

祇園祭 山鉾巡行 しめ縄切り今年はしめ縄切りを動画で撮ってきました。実は2013年、2014年も動画を撮ろうとチャレンジしていましたが、カメラの不調で失敗。昨年は横からでした。ということで、今回は4回目の挑戦で写真は二の次で、ともかくしっかりと動画を撮ってまいりました。宿願を果たせた思いです。ぜひご覧ください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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