京都 通り歌を聴ける装置

通り歌を聴ける装置
旧新風館の前に、通り歌を聴くことができる装置があります。

通り歌を聴ける装置京都の街は、平安京創建時に由緒を持つ東西南北の通りが碁盤目状に走っていることで知られます。京都の住所は交差点を基本とすることも多く、慣れてしまえばとても分かりやすいものの、各交差点は特徴がないことも多く、慣れない観光客や京都に住み始めたばかりの人にとっては、難しいことでしょう。

通り歌を聴ける装置そこで京都の各通りを覚える「通り歌」が歌われています。東西の通りは、丸太町通から「まるたけえびすにおしおいけ(丸竹夷二押御池)」と歌われ、それぞれ丸太町通→竹屋町通→夷川通→二条通→押小路通→御池通と、北から南へと順番になっています。特に京都駅にかけての街中はこの歌を覚えておくと大変便利。

通り歌を聴ける装置さらに南北の通りも「てらごこふやとみやなぎさかい(寺御幸麩屋富柳堺)」と歌われるものがあります。「まるたけえびす」の節でも歌えますが、少し異なる節が正しいようです。外から来た人間が、こうした東西・南北の通り歌を直接耳にする機会はほとんどないものの、旧新風館の前の烏丸通には、通り歌を聴ける装置があります。

通り歌を聴ける装置取っ手を7回まわして充電し、ボタンを押すと再生される仕組み。電気不足だと途中で歌が切れるため、少し多めがよいかもしれません。歌の歌詞はパネルにかかれており、歌に合わせて地図上の通りのランプが光るようになっています。通り歌を聴いたことがないというかたは、試してみてください。なお、同じ装置は御池通にも設置されています。


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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

「京都 通り歌を聴ける装置」への4件のフィードバック

  1. 貴重な情報ありがとうございます。
    京都の通り道の唄が聴ける装置を探して、
    「旧新風館」辺りにあるとのことで、近くを散策しましたが見つかりませんでした。
    その後、四条通りを
    四条烏丸の交差点からマンガミュージアムあたりまで、
    探してみましたが、発見できませんでした。
    御池通りも市役所まで探しましたが見つからず。、。
    もう、取り壊して撤去されたのでしょうか?
    お分かりになりましたら、
    情報をお待ちしております。
    なお、京都市観光協会では、
    存在すら知りませんでした。

    1. かみやま様
      京都旅屋の吉村です。コメントありがとうございます。昨日、現場を見に行ってみたのですが、残念ながら撤去されておりました。今年の初めには間違いなくありましたので、最近撤去されたものと思われます。本能寺の前の御池通にあった機械は未確認ですが、こちらも近日中に確認してみようと思います。
      情報をありがとうございました。

  2. 京都市在住の他県出身者です。
    こちらのページを見て、興味があったので、
    街中に行った時に探して見ました。
    烏丸通の新風館前にはありませんでしたが、
    御池通の本能寺会館の前にはありました。
    残念ながらあまり管理がされていないようで
    機械が作動せず、歌は聞けませんでした。

    1. 静岡人in京都市様
      足を運んでいただき、ありがとうございます。
      ちょうど私も先日、確認したところでしたが、すでに故障しているようでしたね。
      面白い機械でしたので、メンテナンスされてほしいと願っています。

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