鞍馬の火祭 2019年 御旅所にて 

鞍馬の火祭 2019年
10月22日に、鞍馬の火祭が行われました。

鞍馬の火祭 2019年京都の数ある祭りや行事の中で、初心者の見学は最高難度といっても過言ではないのが鞍馬の火祭です。見ごたえのある勇壮な火祭りである一方、その混雑ぶりは京都の祭事でも群を抜いています。10月22日は例年時代祭もあるため(今年は時代祭が26日に順延)、両方を見ようとする観光客らで叡山電車の出町柳駅は大混雑。帰りも鞍馬駅からの電車に乗るために混雑が著しい時間帯もあります。現地も警察官が多数動員されて非常に物々しい雰囲気。道は狭く、思うようにはまず動けませんので、ストレスがたまる方も多いことでしょう。予め、十分な覚悟と広い心を持って見に行って下さい。

鞍馬の火祭 2019年鞍馬の火祭では、18時の規制開始以降は街道で立ち止まることは許されず、場所取りもできません。警官の誘導に沿って「道を歩き続ける」しかなく、その途中で運よく目の前を松明が通れば見られるというもの。運が悪いとひたすら混雑にもまれて何も見れずに帰ることになります。そして唯一の安全エリアが御旅所です。確実に火祭の勇壮な場面が見られるのはこの場所しかありません。ただ、例年であれば御旅所前まで規制線が伸びることが多いのですが、今年は人出が大幅に少なく、御旅所周辺は街道も自由に行き来することができました。時代祭が26日にずれていることが影響していたのかもしれません。

鞍馬の火祭 2019年個人的には2015年以来に、御旅所で見事な大松明としめ縄切りの様子を目にすることができました。街道を行き交う松明は、子どもたちの「とっくり」と呼ばれる小さなサイズから大人が担ぐ100㎏クラスの大松明(甲斐性松明)まで、だんだんと大きくなっていきます。「さいれいや さいりょう(祭礼や祭礼)」の掛け声も響き渡り、お祭りの雰囲気が高まって行きます。こうした街道を行き交う松明が見られるのも、御旅所のよいところです。

鞍馬の火祭 2019年やがて20時になると剣鉾や鉦の音色とともに大松明が御旅所に進んできます。大松明は御旅所の中で何本も立てられ、祭りの盛り上がりが最高潮に達します。目の前で繰り広げられる非日常の光景には圧倒されるばかり。炎の熱もすさまじいものがあります。こうした独特の雰囲気の中でしめ縄が切られて、この後の神輿を迎える準備が整えられます。御旅所での様子はぜひ動画でご覧ください。

鞍馬の火祭 2019年しめ縄切りが終わると、大松明らはさらに北にある鞍馬寺の山門下へと進んでいきます。警官の誘導に従って進んでください。ここまでで帰る方も多いですが、駅は大変混雑しますのでご注意ください。またいったん駅を通り過ぎると、先に進む経路でしか駅に戻ることができず、逆送は原則不可となっています。例年であれば、さらに火祭を見る方は山門下の混雑を覚悟する必要がありますが、今年はかなり空いていて、山門下の松明も人垣の奥ではありますが目にすることができました。それらの場面は後日ご紹介します。

鞍馬の火祭 2019年
鞍馬の火祭 2019年
鞍馬の火祭 2019年
鞍馬の火祭 2019年

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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