先日、京都府立植物園を訪れると雪割草 (ゆきわりそう) が豊かな彩りで咲いていました。
少しずつ花の彩りが増えつつある3月後半。京都府立植物園を訪れると2月よりも季節の進みを感じました。梅園では梅が香り、フキノトウもトウ(薹)が立っていました。山茱萸(サンシュユ)の黄色も目に鮮やかです。
早咲きの河津桜やエレガンスミユキという桜も濃いピンク色で咲いていました。植物園ならではの珍しい種類の花を見られるのも面白く、咲いている花を見つけて近づいてみたり、説明書きを目にするのも楽しいです。
特に目を引いたのが雪割草(ゆきわりそう)でした。「雪割草」と呼ばれる花は複数あるそうで、オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウがあり、それぞれ自生地が異なるとのこと。
日差しが降り注いで雪解けが進む頃に小さく可憐で美しい花を咲かせるそうですが、宝石のように彩りも豊かなことに加え、咲き方も多様なのが興味深かったです。実際に雪の合間からこうした花が咲いている様を目にしたら、さぞ感動することでしょう。園芸品種ではさらに多様な花があるようです。撮影したのは16日ですが、まだ楽しめるかもしれません。
ガイドのご紹介
京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
「京都夜桜生中継2022」に出演予定
3月30日(水)19時頃~、KBS京都、BS11で放送予定の「京都夜桜生中継2022」に出演させて頂く予定です。詳細はリンク先をご確認ください。