6月7日は平安神宮の神苑が無料公開されました。今は花菖蒲が綺麗です。

平安神宮では、例年花菖蒲が見ごろを迎える6月上旬の一日と、9月19日に神苑が無料公開されています。6月は花菖蒲の開花状況によって日が変化しますが、9月19日の方は固定です。

今年は6月7日が無料公開日となり、苑内には大勢の方が訪れていました。地元の方にとっては毎年恒例の行事なのでしょう。花菖蒲は見ごろで、咲いていてる花や睡蓮はとても綺麗でした。

東神苑にある橋殿とも呼ばれる泰平閣では、多くの方が縁側に座り、思い思いに時間を過ごしていました。神苑の中でも人気の場所です。神苑内は普段はもっと人が少ないため、ゆっくり落ち着いて楽しみたい方は無料公開日を避けて訪れる方がよいでしょう。花菖蒲は今週いっぱいは楽しめそうです。

神苑の水は琵琶湖疏水の水を引いているため琵琶湖の生態系が引き継がれ、池は「ミニ琵琶湖」と呼ばれることもあるなど、じっくり観察してみると様々な自然を感じられる場所です。池には絶滅危惧種のイチモンジタナゴという貴重な魚が生息しているそうで、琵琶湖では現在ほとんど見られなくなってしまったとのこと。2019年には約40年溜まっていたというヘドロを取り除く工事が、無償の”奉納”という形で行われました(詳細は株式会社アクティオのホームページで読むことができます)。

神苑は9月19日にも1日だけ無料公開され、その頃は萩などの秋の草花が彩ります。予定が合えば足を延ばしてみてもよいでしょう。神苑を回ると45分~1時間ほどかかりますので、時間に余裕を持って訪れてみて下さい。

ガイドのご紹介

京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
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