智積院の名勝庭園

智積院は観賞式の名勝庭園も美しいです。

智積院

智積院は、豊臣秀吉が幼くして亡くなった鶴松を弔うために創建した祥雲禅寺の場所に移ってきたお寺です。有料拝観エリアの名勝庭園はその秀吉時代に築かれたものを受け継ぎ、江戸時代に修築されて現在に至っています。

智積院

池の中に大きな築山があり、その上に石や刈り込みを配して深山の趣を造りだしていますが、この築山は中国の廬山(ろざん)を象ったとされ、急勾配の築山は山水画からイメージされた景観とされます。中国の大河である長江を模した池は書院の下まで入り込み、船の上から庭を眺めるような感覚にもなれるかもしれません。書院はもとは東福門院の御殿を移築したものと伝わりますが、昭和22年に火災によって半分ほどが焼失し、その後現在の建物となりました。

智積院

長い木材や菊の御紋と葵の御紋があしらわれた金具に名残が見られます。また、長谷川等伯と息子・久蔵の楓図と桜図(+松に立葵図)のレプリカも展示されています。ぜひ、じっくりと時間を過ごしてみて下さい。

智積院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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