各地で6月中に梅雨明けの可能性が

西日本から東日本の広い範囲で、6月中の梅雨明けの可能性が出てきています。1951年の統計開始以降で最も早い梅雨明けとなる恐れがあります。

祇園祭

まずはお知らせから。25日と7月2日に「祇園祭講座 2022年」を開催します。今年は3年ぶりに山鉾巡行や本格的な宵山が再開され、後祭では196年ぶりに鷹山が建つことも話題となっています。祇園祭の歴史や山鉾の見どころを解説します。ライブ配信+見逃し配信で行います。見逃し配信のみでもお申し込み頂けますので、お気軽にご参加下さい。詳細はリンク先をご覧下さい。

嵐山 七夕飾り

6月ですが厳しい暑さとなっている京都。24日は最高気温が34℃を超えました。土日は天気が雨模様の時間帯もありそうですが、来週は晴れマークが並び、予想最高気温が34℃~35℃となっています。関東では今週末から厳しい暑さとなり、猛暑日となる場所も出てきそう。この先の気圧配置は真夏と変わらない様相で、梅雨明け宣言が出る出ないにかかわらず、熱中症に厳重警戒が必要な状況となってきそうです。

藤森神社

関東甲信では2018年に6月29日ごろの梅雨明けがありましたが、今年はそれより早くなる可能性もあります。また、24日に出された日本気象協会の梅雨明け予想では、東北南部から九州の広い範囲で6月中の梅雨明けが見込まれています。実際に気象台がどう判断をするかはわかりませんが、気象予報士の目から見ても、十分に梅雨明け宣言はあり得る状況です。近畿地方を含め多くの地域で、1951年の統計開始以降では6月中の梅雨明けは過去に一度もありません。果たしてどうなるでしょうか。

藤森神社

目先の猛暑も心配ですが、3か月予報では9月の残暑が厳しい可能性もあり、今年は夏が長くなる年になるかもしれません。長期的には水不足、農作物への影響も心配です。節電が呼びかけられているものの、体調第一で冷房も適宜使いながら、暑い夏を乗り切って行きたいですね。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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