12日に鉾の曳初めが行われました。今年は一般の方が参加することはできませんでしたが、大きな鉾が動く様子は迫力がありました。
12日は曳初めが行われました。本番の山鉾巡行では綱を握ることができるのは事前に決められたボランティアなどに限られ、しかも男性のみですが、曳初めの時は観光客も含め老若男女誰でも綱を握って山鉾を曳くことができるのが例年です。綱を握れば無病息災で過ごせるとされています。ただ、今年はコロナ対応のため一般の方が綱を握ることはできませんでした。
それでも山鉾が動き始める際には歓声が起き、曳初めが終わると拍手が送られるなど、鉾が動く様子を目にできる貴重な機会でもありました。今回はご案内で函谷鉾、鶏鉾、月鉾、菊水鉾、長刀鉾と12日に曳初めがあった全部の鉾を訪れました。
今年は町内の方々や地元の小学生、鶏鉾では池坊の学生さんも加わっての曳初めでした。月鉾は特に重いため、例年より少ない人数で曳くのが大変そうでした。鉾の上ではお囃子が奏でられ、音頭取りの掛け声も本番さながらです。
長刀鉾の上ではお稚児さんによる稚児舞も行われており、お稚児さんの雄姿が目にできます。稚児舞はしっかりと体をせり出して堂々したものでした。素晴らしかったと思います。
山鉾の曳初めは13日15時から、岩戸山、船鉾、放下鉾でも行われます。また、後祭の曳初めは20日に行われます。混み合う行事ですが、予定の合う方は曳初めにも足を延ばしてみてください。京都旅屋では後祭の20日の曳初めもご案内予定です(近日中に募集を開始します)。
ガイドのご紹介
京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
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