養源院 松の間の特別公開

養源院では9月5日まで「松の間」の特別公開が行われています。

養源院

養源院は、文禄3(1594)年、豊臣秀吉の側室であった淀殿が、父の浅井長政の追善供養のために創建したお寺です。その後、火災で焼けてしまいますが、淀殿の妹で徳川2代将軍・秀忠の妻である崇源院(お江)が伏見城の遺構を移して再建。以後、徳川家の菩提所となり、歴代将軍の位牌が祀られています。淀殿とお江(ごう)は、豊臣方と徳川方に分かれましたが、それぞれが関係しているお寺というのも珍しいでしょう。

養源院

廊下の天井は血天井として有名なほか、白象や唐獅子、麒麟(きりん)の杉戸絵は俵屋宗達の筆として知られています。春は門前のしだれ桜が彩り、カエデが覆う参道は、秋には紅葉が見事な場所として人気があります。今は緑が美しい参道にいざなわれながら、歴史深い境内へと歩いて行くことが出来ます。

養源院

9月5日までは通常非公開の「松の間」が特別公開されています。浅井長政や徳川将軍のご位牌と、恵心僧都作と伝わる本尊の阿弥陀如来像、そして俵屋宗達の現存唯一の襖絵という”岩に老松図”を目にすることが出来ます。抽象的な表現の岩や、苔をまとう幹が印象に残る個性的な襖絵です。ぜひこの機会にご覧になってみてください。

養源院

なお、須弥壇に描かれている狩野山楽の唐獅子図は、同じく9月5日まで開催されている長浜城歴史博物館の展示「浅井長政と菩提寺・養源院―浅井三代の興亡と江戸時代へ続く浅井氏の系譜―」に出展されており、現地では見ることが出来ませんのでご注意ください。

養源院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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