厭離庵の紅葉

1日に嵯峨野の厭離庵(えんりあん)を訪れました。

厭離庵

厭離庵は知る人ぞ知るお寺かもしれません。例年紅葉の時期に特別公開されており、場所は清凉寺から西へと進んだ場所に入り口の看板が出ています。そこから狭い通路を抜けると入り口がある隠れ寺です。

厭離庵の入り口

付近にはのちの百人一首の元となる百首の和歌を選んだことで知られる藤原定家の小倉山荘跡があったとされ、境内には定家の供養塔も建っています(山荘の候補地は二尊院、常寂光寺も)。厭離庵の現在の建物は明治期に復興され、本堂には如意輪観音を祀り、天井には西村公朝の優しい飛天の絵も描かれています。

厭離庵

書院前の庭園には、やや遅く色付くカエデがあり、例年発色がよいです。今年も1日の段階で見頃で、散り紅葉も素晴らしかったです。座れる場所は少ないですが、空いていれば縁側に座ってゆっくりすることもできるでしょう(縁側には座れますが建物内への見学は不可です。見学は庭園・茶室・本堂のみ)。公開は12月7日まで。500円です。

厭離庵
厭離庵

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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