報恩寺の「撞かずの鐘」の音色

大晦日の夜に報恩寺の「撞かずの鐘」の音色を聞きに行きました。

報恩寺 除夜の鐘

報恩寺は通常は非公開のお寺ですが、京都検定を勉強された方は「撞かずの鐘」の伝説をご存知かもしれません。織屋の丁稚(でっち)と織子が、夕方に鳴る報恩寺の鐘の数で口論となり、丁稚は八つ、織子は九つと主張してお互い譲らず、負けた方は何でもすると約束しました。そして夕方になって鳴った数は“八つ”。丁稚の勝ちとなり、丁稚が織子を責め立てると、織子は悔しさの余り鐘楼に帯を掛けて首をくくってしまったといいます。

報恩寺 除夜の鐘

実は、普段の鐘の数は九つでしたが、丁稚は寺男に今日だけは八つにしてくれと頼んでいたのでした。この一件以来、寺では鐘を撞かなくなり「撞かずの鐘」と呼ばれています。実は大晦日の23時45分からこの鐘が「除夜の鐘」として撞かれ、事前に並んだ一般参加者も加わることが出来ます。ちょうど新年に日付が変わった後に動画を撮影してきました。音が響く貴重な機会です。ぜひご覧下さい。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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