7月24日に祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が行われました。
祇園祭後半のハイライト、後祭(あとまつり)の山鉾巡行が無事に行われました。後祭が復活してから10年目を迎える今年は、昨年196年ぶりに復活をした鷹山が引き続き注目されたでしょうか。24日は暑いなかでしたが、巡行は順調に行われました。京都旅屋では早朝に山鉾を巡る散策を開催しました。また、まいまい京都さんでもご案内をさせていただきました。暑い中でご参加いただき、ありがとうございました。
さて、今年は南観音山が2番目を進み、北観音山よりも前を進んだことが話題となりました。両者は江戸時代までは隔年交代で巡行に参加しており、明治以後に同時に巡行に出るようになってからは、常に北観音山が前を進んでいました。今回、南観音山が前を進むことは画期的で、今年からは隔年交代で巡行順が入れ替わるとのことです(2024年は北観音山が前)。
また、復帰2年目の鷹山は欄縁(らんぶち)と屋根を支える四本柱が黒漆塗りとなり、少し落ち着いた印象となったほか、三体のご神体人形の装束も新調されました。巡行では後ろ側の見送りの間から見える樽負(粽食い)がやはり印象的でした。
大船鉾では、今年から使用されたベトナム産の赤い生地に龍の刺繍が入った「軒幕」が大変美しく、目を引きました。日本との外交関係樹立50周年を記念して、ベトナム国営放送局から贈られたそうです。
特に印象的だったのが、四条新町の手前で鷹山の辻回しを待つ北観音山と大船鉾が並ぶ姿。大きな山鉾が並ぶ様子は壮観でした。暑い中でしたが、無事に巡行が終わって何よりです。
今年取材をした祇園祭の行事は、今後改めてブログを書ければと思います。関係者の皆様を含め、本当にお疲れ様でした。
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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
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