幸福地蔵が佇む鈴虫寺

先日、鈴虫寺(華厳寺)を訪れました。

鈴虫寺の幸福地蔵

京都に数ある社寺の中でも、知名度の高いお寺のひとつが鈴虫寺でしょう。四季を選ばず美しい音色を響かせる鈴虫ももちろん魅力的ですが、何より一人一人の枕元に足を運んで下さる「幸福地蔵」のご利益を求めて訪れる方が多いお寺さんです。鈴虫寺は正式には華厳寺(けごんじ)という臨済宗のお寺で、江戸時代の1723年に華厳宗の再興に力を尽くした鳳潭(ほうたん)上人によって開かれました。その後、明治の世に変わる1868年に臨済宗に改まっています。

鈴虫寺

鈴虫寺の名前の由来ともなっている鈴虫の音色が響くようになったのは、昭和の戦後のこと。当時のご住職が座禅中に鈴虫の音色を聴いたことが悟りのきっかけとなったそう。戦後の人々に心穏やかになっていただこうと、鈴虫が年中鳴き続けるように温度調節などに工夫を重ね、やがて鈴虫の寺として全国に知られるようになっていきました。現在は門前に行列が延びるほどの盛況ぶりです。

鈴虫寺

「幸福地蔵」は山門の脇に立っています。このお地蔵様は足にわらじを履いた珍しいお姿で、一人一人の家まで願い事を叶えに来て下さるとして、篤い信仰を集めています。拝観では、住所と氏名を念じてお願いをするようにと教えて頂けます。かなえて下さる願いは一つだけですので、欲張らないようにご注意を。お寺の方の話の面白さも、鈴虫寺の魅力でしょう。なお幸福地蔵のみでしたら、拝観料は不要で参拝することができます。

鈴虫寺

現在、階段の下に新しい法話堂(客殿)が建造中ですが、実際に使用されるのはまだ数年先と伺っています。現在本堂が建つ場所のかけ崩れの対策や本堂を建て替えもあり、まだ時間がかかるそう。新しいお堂も楽しみですが、現在のお堂のうちに訪れていただくのもよいかもしれません。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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