まだ楽しめる梨木神社の萩と藤袴

今年は萩の花の見頃が遅く、梨木神社ではまだ萩の花を楽しめ、藤袴(フジバカマ)も咲いていました。

梨木神社

御苑の東にあり「萩の宮」として知られる梨木(なしのき)神社。今年は猛暑の影響で萩の開花が遅く、境内ではまだ萩の花を楽しむことができました。萩は草冠に秋と書くように、古くから秋を告げてくれる花として親しまれてきました。万葉集の中では140種余りと最も多く歌に詠まれている草花です。

梨木神社

梨木神社の萩はおよそ500株。萩まつりは過ぎましたが、俳句の短冊はまだ飾られていました。ようやく涼しくなってきた秋の風情を感じることができるでしょう。見頃は終盤といった印象ですので、社務所では萩の花がデザインされたお守りもありますので、よければ立ち寄ってみて下さい。

梨木神社

境内では藤袴(フジバカマ)が咲いている一角もありました。この時期の京都各地で目にすることができる秋の七草です。甘い香りに蝶も飛んできます。

梨木神社

境内には京都三名水に数えられる「染井(そめのい)」があることでも知られますが、その染井の水で淹れたコーヒーをいただけるお店が昨年境内にオープンしています(無休)。こちらも注目されていますので、コーヒーがお好きな方はチェックしてみて下さい。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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