西本願寺 お煤払い 2023年

12月20日に、西本願寺お煤払い(おすす払い)が行われました。

西本願寺 お煤払い

京都もいよいよ年末が近づいていました。大きなお堂を持つ東西の本願寺では、12月20日に「すす払い」が行われました。西本願寺は7時から、東本願寺は9時からで、西本願寺は撮影可、東本願寺は撮影は不可ですのでご注意ください。いずれにしても大変なホコリが舞うため、見に行こうという方は汚れてもよい服装や、マスク、被り物などが必須。使い捨てのカッパを着ている方もおられました。カメラも天敵のホコリをかぶりますので、要注意でしょう。

西本願寺 お煤払い

西本願寺ではこの行事は「お煤払い」と呼び、御影堂と阿弥陀堂にたまった1年間のほこりを、すす竹で舞い上げ、大うちわであおいで外へと払います。室町時代の蓮如上人の頃から続く行事とされ、1年の無事を皆で喜ぶという意味もあるのだそう。各地からの門徒や僧侶に加え、地元の学生さんの参加もあったようです。

西本願寺 お煤払い

7時になると御影堂と阿弥陀堂でそれぞれ門主が来られて式典が行われます。門主が箒で払うしぐさを魅せたあと、皆で一斉に畳をたたきました。そして両堂に分かれて本格的にすす払いが行われます。バシバシと畳が叩く音は軽快で、ホコリはかなりの量が舞い上がり、そして大うちわで外へと払われていきます。細かいホコリが凄まじいので、やはり「完全防備」が必要でしょう。

西本願寺 お煤払い

一通り済むと、門徒さんたちは朝食を頂きに去って行かれました。その後、しばらく堂内を眺めていると、お坊さんなどお寺の関係者が高い場所の欄間などを掃除し始めました。おすす払いは朝早い時間で見に行く方も大変かもしれませんが、機会があれば京都の年末の風物詩をご覧になってみてください。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続の最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。

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