長徳寺のオカメ桜

出町柳の長徳寺の「オカメ」桜が見頃となっています。

長徳寺 オカメ桜

昨日は多忙を極めていた関係で、ブログの更新を行いませんでした。ご容赦ください。さて、出町柳駅の南、砂川の三軒寺の一つ、長徳寺の門前にある「オカメ」桜が見ごろを迎えています。かつてこの付近は河原の砂地で、砂川と呼ばれる小河川が流れていました。萩の寺で有名な常林寺、子どもを背負った子育地蔵が微笑ましい正定院、そしてオカメ桜が咲く長徳寺を加えた三つの寺は、砂川のそばにあったお寺として砂川の三軒寺と呼ばれました。現在は砂川も姿を消し、お寺もしっかりとした土地の上に立っています。

長徳寺 オカメ桜

オカメ桜は、カンヒザクラとマメザクラの交配種で、一般的な桜よりも色が濃いピンクの花びらと、少し小ぶりな花が所せましと咲く様子が魅力。色合いの濃い花を咲かせている光景は離れたところからでもよく目立ちます。

長徳寺 オカメ桜

「オカメ」は、イギリス人の植物研究者・桜収集家であった「チェリーイングラム」とも呼ばれた、コリングウッド・イングラムによって作出された桜です。カンヒザクラは日本では沖縄など暖かい地域に咲き、早咲きで鮮やかな赤色が特徴。マメザクラは富士山周辺などに咲いて花が小さく丈夫なのが特徴です。イングラムは、咲く時期も異なるのこの2種類の桜を人工的に交配させて、両者の中間的な性質を持ち、丈夫で美しい桜を生み出したのです。「オカメ」は今でもイギリスでは人気の桜だそうです。

長徳寺 オカメ桜

さて、長徳寺のメインの木は、近年大きな枝が伐られて以前よりは少し寂しくなりましたが、周囲に植えられた若い木も年々大きくなって、全体では以前のように華やかさを感じます。目の前の美しい光景に感謝しながら愛でてきました。なお、北側の駐輪場に近い方にはカンヒザクラも植わっています。また、賀茂大橋の西詰南側には「イボ桜」とも呼ばれる「オカメ」と同種と思われる桜もあり、同じく見頃です。

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