今年も京の七夕を訪れてきました。メインの堀川会場には新しい明かりも加わり。今年も11日まで華やかに行われています。
京の七夕」は2010年に始まって今年で5回目。私も5年連続で見に行っています。開催場所は鴨川会場と堀川会場とがあり、特に堀川会場は幻想的な光の演出が素晴らしく、カップルや家族連れに大変おススメです。京都の七夕行事は新暦の7月7日に行われるところが多いですが、月遅れで8月7日に行われるところもあります。そこをヒントに、もともと8月は五山の送り火以外に観光イベントに乏しく観光客が少なくなることもあって、「京の七夕」のイルミネーションが企画されました。その効果は観光客数に現れ、例年70万人程が訪れています。
堀川会場は、京の七夕のメイン会場で、堀川の流れに沿って数々の芸術作品などがライトアップされ、夏の夜を彩る美しい光景が続きます。会場は、二条城前辺り(押小路通)から晴明神社の前辺りまでと長いです。人も多いですので、足元は歩きやすい靴で来られるほうがよいでしょう。途中の離脱や、途中から入ることもできますが、場所が限られているためご注意を。最後まで見るには時間も必要ですので、ペースを見て歩いていくのがお勧めです。
今年は試験点灯の日に訪れてみました。京の七夕の裏ワザとでも言うべきものです。人が極端に少ない写真は試験点灯の時のもので、実際の会場はかなりの人が訪れている点にご注意ください。目玉である「光の天の川」は、今年は堀川の中から伸びる演出となりました。昨年から加わった「青い光」も綺麗ですが、点灯時間が短く、写真を撮るのはなかなか大変かもしれません。天の川は堀川の水面にも光が反射して幻想的な空間を作り出しています。
会場の終盤では「堀川ねぶた」なるものも登場しました。京都造形芸術大学の学生さんの手による大型のねぶたで、なかなかのものです。途中には可愛らしい金魚のねぶた(?)もありました。また、二条城のプロジェクションマッピングも好評を博しています。今年は9月公開の映画「舞妓はレディ」とコラボした作品もあり、見ごたえがありました。京の七夕は11日まで。時間に余裕を持ってお越しください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。