竹田駅や京都南インターの近く、城南宮には漕ぎ姿も凛々しい一寸法師がいます。
境内を歩いていると突然に現れる一寸法師。江戸時代の御伽草子によると、一寸法師は難波の津(港)からお椀の船に乗り、淀川をさかのぼって城南宮の南にある鳥羽の津に上陸し、都に向かったと言われています。その後、貴族に仕え、そこの娘と駆け落ちするときにも、同じく鳥羽の津から旅だったそうです。一寸法師はその後、鬼ヶ島に流れ着き、勇気を出して鬼を退治します。そして、手に入れた打出の小槌で背を高くして、財宝とともに都に戻ってお姫様と幸せに暮らしたとのこと。
一寸法師のお椀にあるマークは「日・月・星」を表していて、城南宮のご神紋です。祀られている神功皇后が新羅に攻め入った時の旗印によるもので、一説にはその御旗を納めた場所が城南宮になったとも言われています。
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