台風2号の動向に注意


本日午前3時に台風2号が発生しました。気象庁の22日午前9時発表の予報によると、発達しながら27日にはフィリピンの東の海上まで北上してきます。さて、問題はその先です。以下「必ず最新情報をご確認ください」という前提で解説します。
まだフィリピン付近から先の進路は不確定ですが、日本の南まで北上して来る可能性もあります。来るとするなら、時期は1週間後の29日前後(+-1日は見て下さい)。京都でも、11時発表の週間予報で28日・29日に雨マークが付いており、これは台風接近によって前線が活発化しての大雨や、最悪、台風本体による影響をはらんでいる予報であることに十分警戒してください。(一方で、前線が南下して雨が降らない可能性もまだ残されています。)
前回の台風1号との違いは、かなり発達しそうだということ。気象庁は25日9時で945hPa・最大風速40m/sと予想し、海水温の分布をみると、一般的にその先も台湾付近までは発達か勢力を維持すると考えられます。
「この時期に台風が来るのか?」という印象を持つ方もおられるかもしれませんが、1951年以降の統計的では4月に上陸した台風も1つあり、5月の終わりころからは上陸記録がちらほら出てきます。2003年にも5月31日に四国に台風が上陸しています。もちろん上陸どころか接近するかもまだ不確定ですが、先入観を持たず最新の台風情報に十分注意をしてください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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