広戸風の発生


台風2号は29日15時に温帯低気圧に変わりましたが、台風と同様に風や雨による被害が出ています。岡山県の内陸部では局地風の「広戸風」が観測されました。
図中で岡山県内陸部で風速25m/sを観測しているのが「広戸風」です。周辺と比べると突出して強い風で、最大では平均風速27.1m/s、最大瞬間風速40.1m/sを観測しました。アメダスの地点名は奈義(なぎ)と言う場所です。
広戸風は日本三大局所風として気象予報士の間では知られているもので、今回のように台風が四国から紀伊半島沖を進む時にしばしば観測されます。日本海側からの風が集まって、奈義の地を吹き下りて行くときに非常に強い風を吹かせます。常時起こるものではなく、風が強い時に限られていてメカニズムは風の跳ね水現象かとも言われています。
通常私たちが風が強いと感じる時でも、平均風速は5-10m/s程度ですので、25m/sを超えると言うのは尋常ではない暴風です。時速90kmの高速走行と同じで、風圧は5m/sの25倍もあります。お住まいの方は難儀をされていることと思いますが、被害が小さいことを願うばかりです。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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