2011年 梅雨明け発表!


8日11時に、近畿・東海・中国・四国地方の梅雨明けが発表されました。昨年より9日早く、近畿では平年より13日早い梅雨明け発表。近畿では約60年の統計史上で3番目に早い梅雨明け発表です。

盤石な梅雨明けではなさそう

今朝9時の天気図では、梅雨前線が青森県まで北上し、太平洋高気圧が強まっての梅雨明け発表です。このパターンでは「梅雨明け10日」と言われる、まさに夏の到来を印象付ける「真夏」のカンカンデリの空が続くことが多いのですが、今年はそうとも言い切れません。
昨日までの気象台の京都の週間予報は「曇り 降水確率40%」が並んでいました。今日で大きく変わりましたが、週間予報の「曇り 40%」は晴れにも雨にも化ける”様子見”の予報です。一昨日の週間予報では9日・10日に雨のマークも付けていました。今日の梅雨明けは前々から見えていた順当な梅雨明けではなく、今朝の最新資料を重視した結果です。この先の12日・13日もまだ「曇り 40%」で雨の可能性も示唆しています(※週間予報は8日現在)。また、九州北部と関東が梅雨明けさせていないのも、注目の一つです。
つまり、まだ太平洋高気圧の日本付近への覆い具合が「盤石」とはいえず、寒気や湿った空気といった天気を崩す”外敵”の侵入を許す余地もあることを示しています。太平洋高気圧は、日本の東付近に中心をおきそうで、日本はその西端がなんとか掛かっている程度。梅雨明けしたので「無条件に晴れ」でもなさそうですので、この先も天気予報はこまめにチェックしておかれることをお勧めします。

今年の夏の具体的な暑さとは?

今年は節電の夏。暑さが気になるところですが「平年よりは暑くなるものの昨年のような猛暑までは行かない」と言うのが、報道もされている見解です。では「平年」や「昨年」とは具体的にどれくらい気温なのでしょうか?
京都では、7月下旬から8月中旬の最も暑い時期で、最高気温は33℃~34℃程度が平年値です。以外に高くない印象かもしれませんが、実は日本では有数に高く、福岡や鹿児島、あの熊谷よりも平年値では高い街が京都です。
また「昨年」は、7月から9月までの3ヶ月(92日)間に京都では35℃以上の猛暑日が35日もありました。平年は15日程度ですので、これは恐るべき密度!最高では38.1℃、9月1日でも37.3℃を記録しています。
となると「平年より暑いが昨年ほどの猛暑ではない」と言うのは、35℃を超える日もあるが、猛暑日が何日も続く可能性は低いと言えるでしょう。今年は6月に暑く、既に2日間35℃以上を観測しましたが、7月に入って35℃以上の日はまだありません。この先の週間予報では、9日や14日・15日辺りが35℃を超える可能性があります(気象台の週間予報参照 ※8日現在)。今年の祇園祭は猛暑となるのでしょうか。この先、まともに太平洋高気圧に覆われる時期があるかが、見極めのポイントになりそうです。
最後に。6月25日に梅雨明け予想の記事を書きました。概ね及第点は頂ける記事でしたでしょうか。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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