壁の崩れた二条城と鴨川の増水


台風は過ぎ去って行きました。波などの影響を除けば次第に収まっていきます。四国の魚梁瀬(やなせ)では、日降水量が全アメダス1300地点の中で歴代1位を更新する気象史に残る凄まじい雨量を観測しました。京都では、二条城の壁(漆喰)が剥がれ落ちる被害が出ました
しかし四国ではこれだけの大雨にもかかわらず、今のところ大規模な被害が出ていなくてまだよかったと思います。長年見ていると、雨や風の数字からそこで何が起きているかが想像できます。あれだけの雨が降り続くと言うのは、本当に恐ろしいことでしょう。いつもいつも祈るような気持ちでレーダーやアメダスを見ています。

さて、京都では大きな被害は出ませんでしたが、二条城の南東側にある隅櫓(すみやぐら)の白塗りの漆喰が剥がれ落ちてしまいました。早速見に行ってみると、思っていた以上に無残な姿。
隅櫓は江戸時代の初めに造られたもので国の重要文化財です。かれこれ350年以上経っていますので、剥がれたのは老朽化もあるのだと思いますが、実際に見ると結構ショックを受けます。形あるものはいつか壊れるものですが、できるならばまだ見たことのない方や後世のために、残っていってほしいと思います。市はなんとか早く修理したいとコメントしているそうです。

今朝は鴨川も増水していました。出町柳などではいつも渡れる飛び石も水の中で、亀石も今日は水中を泳いでいました。京都は、今回は幸いにも大きな被害はありませんでしたが、増水した川を見て改めて怖さを感じました。このまま何事もなく出水期を乗り切ってほしいですね。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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