勧修寺・随心院のライトアップ


18日は、山科の勧修寺(かじゅうじ)と随心院(ずいしんいん)でライトアップが行われました。19日までの2日間限定です。

ライトアップは山科を盛り上げるイベントの一環として行われています。キャッチフレーズは「恋と祈りの地 京都・やましな」。今年は東日本大震災や奈良や和歌山での水害被害もあり、それらの地域を元気づけようと東北や奈良の特産品も販売されています。また、18日は勧修寺で19日は随心院で、地元に伝わるお話の講演会や、京都橘大学による「復興応援ミニコンサート」も行われます。

勧修寺では18日は筝曲部による演奏会でした。私も学生時代にお箏を弾いていましたので、その頃の懐かしい曲もありとても楽しく聞かせて頂きました。19日は随心院で吹奏楽部によるミニコンサートが行われるそうです。こちらも楽しみですね。

紅葉の状況は、全体的にはまだこれからです。特に随心院は緑の木が目立ちました。勧修寺は宸殿前に1本真っ赤な木があり目を引きますが、やはりまだこれからの木が多い印象です。ただ、この機会だけの見どころは、江戸時代に天皇が使用した建物を下賜された書院にある、土佐光成の近江八景図や竜田川紅葉図が公開されることでしょう。写真撮影もフラッシュもOKという寛容さ。是非、この機会にご覧ください。

随心院は小野小町ゆかりのお寺。境内や建物内部も小町ゆかりの史跡や絵画などで満ちています。この日は勧修寺でイベントがあったからか随心院は本当に驚くほど人が少なく、すれ違う人も数人という状態。天気予報が雨だったのもあるでしょうか…。降りませんでしたね。申し訳ありません(気象台にかわって謝罪します)。さて、随心院ではその分、大変ゆっくりじっくりと仏像や幻想的なお庭を眺めることができました。本尊の如意輪観音像など仏像も素晴らしいお寺です。また、境内では山科の特産品なども販売していますので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。なお、今年もミス小野小町は23日に決まりますよ。なお、ライトアップのその他の写真はFacebookにて公開しています

話は変わりますが、今夜の報道ステーション「高山寺」です。昨年は、源光庵・瑠璃光院・東福寺の光明院・二尊院、…もう一つあったような。いずれにしてもどこも特別にライトアップをさせてしまうのはさすが有名番組です。私たちも現場で見てみたいものですね。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから
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