京都 大晦日の夜 2011年


大晦日の夜は、東山を散策し、その後に知恩院を始め京都市内4カ所の除夜の鐘を聞いて来ました。今回はそれらの様子をお楽しみください。

まず、清水寺から八坂神社へと走ってみました。清水寺の開門は22時から。三重塔のライトアップはその前から行われており、光に誘われてかはわかりませんが若者等が集まっていました。三年坂から二年坂の夜もお店こそ閉まっていますが、昼間の賑わしさから一転、京都らしい風情のある街並みや雰囲気を楽しむことができます。

高台寺では参道の紅葉がまだ残っており、ライトアップとも相まって紅葉シーズンと見まごうかの美しい光景を見せてくれました。高台寺では22時から除夜の鐘の整理券が配られますが、20時半には既に長い列ができていました。ちなみに清水寺の除夜の鐘は、整理券の事前配布制で大晦日にはまず手に入りません。

八坂神社の境内は、をけら参りで賑わっています。初めて火縄を買う外国人の方もおられ、火縄を丸ごとくべようとしていたところを係の方に止められ、手順を丁寧に説明をされていたのが印象に残りました。現実には火縄を家に持ち帰って火種とする方はごく少数で、多くの方は帰る途中で火を消して、火縄は火除けのお守りとする方が多いようです。なお、知恩院の境内へも火の点いた火縄は持ち込むことができません。

そして知恩院の鐘。この日も早くから人が並び、21時30分頃にはすでに列が伸び始めていました。長く待った甲斐あって10時40分からの除夜の鐘では、一番最初の音を目の前で聞くことができました。入れ替え制で一撞きごとに場所を移動していきますが、前列は写真を撮る人たちが殺到するため、大変な人の圧力。移動もままなりません。それは悲鳴や怒号となって辺りを飛び交うほどで、年越し前に気分の悪い思いをされる方もいると思います。知恩院の除夜の鐘の写真撮影はそれだけ労力を伴うということを折り込んで行かれるとよいでしょう。後ろの方で音や雰囲気を楽しむだけでしたら、まだ移動ができます。では、知恩院の除夜の鐘をたっぷりとお楽しみください。

今回は、永観堂で年越しを迎えました。除夜の鐘を打つため永観堂には拝観料は不要で入れ、鐘を待つ方々には甘酒もふるまわれました。見返り阿弥陀様も外から見えるようになっており、新年一番に拝ませていただきました。他にも、「撞かずの鐘」として悲しい物語が伝わる報恩寺の鐘、大きな鐘楼に登って除夜の鐘を撞くこともできる相国寺の鐘の音も動画があります。音の違いをお楽しみください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

「京都 大晦日の夜 2011年」への2件のフィードバック

  1. 今年も美しい季節の写真やお話を楽しみにしています。除夜の鐘の動画を拝見しそれぞれの鐘の美しい音色が心に響きました。今年は平和で少しでも明るい年になればいいなと思います。

    1. 抹茶さん
      明けましておめでとうございます。
      本年もお気軽にのぞきに来てくださると幸いです。
      京都のお寺の鐘は文化財としても古くからの由緒のあるものが多く、
      何百年も前から撞かれてきた音色を聞けるのは感慨深いですね。
      (”撞かずの鐘”も平安時代の重要文化財だったりします)
      今年は明るい年になると願いましょう!

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