積雪がない!?今シーズンの京都


今シーズンの冬は全国的に寒冬で、豪雪も各地でニュースとなっています。しかし、今年の京都市街地では、まだ一度も1cm以上の積雪が観測されていません

なぜか今年は、雪が降れども積もりません。このブログでも何度か「雪化粧」まではお届けしてきましたが、しっかり積もった光景はまだお見せできていませんね。例年、シーズンに一度くらいはしっかりと雪が積もる印象があるので、調べてみました。方法は冬を12月~2月の3か月間として、京都地方気象台で積雪1cm以上を記録したかどうかです。1月・2月を含む年を○年シーズンと呼ぶことにします。(例:2012年シーズン → 2011年12月~2012年2月)

結果は、直近では2003年シーズンに積雪0cmの年がありました(ただ、この年の記録は不可解で、2月6日の午前9時代に降雪量2cmの記録がある一方で、積雪は0cm。しかも当該時間の降水量は0mm/hで、降雪量2cmの数字の理由が気になります。いずれにしても降水量から見て、積もっていないことは確かでしょう)。2003年シーズンの前では、2002年シーズンも積雪は0cm。つまり2年連続で冬に積雪が1cmを超えることはありませんでした。しかし、その前はといえば、1983年シーズンにまで約20年も遡らねばなりません。まとめると、2011年シーズンまでの過去30回の冬の間で、1cmも雪が積もらなかったのは3回だけ。つまり10年に1回程度の珍しさといえるでしょう。

2月も全国的に低温傾向が続いており、この先の予測値を見ても、今シーズンは「寒冬」となることが決定的です。寒冬なのに、なぜ京都には雪が積もらないのか?先程の雪が積もらなかった年を見ると、1983年シーズンは「寒冬」、2002年シーズンは「平年並」、2003年シーズンは「寒冬」となっています(いずれも近畿)。ということは、寒冬傾向の時は雪が積もらない・・・とするのは早計で、関係はないでしょう。

雪の積もる・積もらないは、その時々の状況によって「運」の要素も強いものです。特に京都は日本海側の雪の降りやすい気候と、太平洋側の雪の降りにくい気候の間にあって、わずか数kmで積雪量が大きく変わる土地です。今年、京都で雪が積もっていないのも、たまたまなのでしょう。・・・などと書くと、非科学的に感じますが、今年の京都もあと一歩までうっすらと積もっているので、本当にその時の運としか言えません。

2012年シーズンの冬もあと2週間ほど。雪の積もるチャンスは、17日・18日の寒波があります。この寒気も非常に強烈で、京都に雪を積もらせるだけの力は十分に持っていますので、期待したいところです。しかし雪が降るということは、まだまだ寒い日が続くということ。少なくとも向こう一週間は寒い日が続きます。体調管理に十分ご注意ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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