積雪の京都 清水寺・八坂界隈


18日の積雪の京都、今回はその4回目として、清水寺八坂界隈の様子をお届けします。

さて、南禅寺を後にして、向うのは青蓮院の門前。青蓮院の悠久の歴史を見守ってきた巨大な楠にも雪が積もりました。庭園もさぞ美しいに違いないと思いつつも・・・今回は後ろ髪を引かれる思いで先を急ぎました。時刻は10時前で、そろそろ「降ったまま」の最高の状態を見るにはリミットの時間が迫っているからです。18日の積雪は京都の南の宇治でも積もったほど十分な量がありましたが、やはり2月の日差しは強く、どんどん解け始めていました。

知恩院も大伽藍がそびえるお寺。三門を仰ぎ見て、御影堂へと向かいます。昨年の年末から平成30年にかけて大修理が始まって、御影堂の前は工事用のフェンスに覆われていますが、それでも美しい屋根は見ることができます。工事直前のうっすらとした雪化粧の様子は以前のブログをご覧ください。

知恩院に続いては、円山公園。小川治兵衛の作による美しいお庭です。祇園枝垂れ桜にも雪が積もり、大変美しい雪景色だったのですが、カメラのレンズに大きな水滴がついていたまま撮っているのに気がつかずに撮ってしまいました・・・。池には氷が張っているのか、雪が少し積もっていて、深みのある光景を作りだしていました。

円山公園には坂本龍馬と中岡慎太郎の像もあり、なかなかよい具合に雪をかぶっていました。雪も似合う男たちです。

そして、全国的にも有名な八坂神社へ!やはり赤の社殿に雪が加わる様子はよいですね。まだ人は少なめでしたが、雪はどんどん解けだしています。八坂神社の南楼門は既に屋根の雪が落ち始めていました。

次に高台寺前へ。お庭へは入りませんでしたが、少し高台となっている駐車場からは京都の町並みを一望できます。八坂の塔も雪化粧をして風情のある光景。期待が膨らみます。

その前に、石塀小路を覗きます。足元の雪は除雪され、気温も上がって既にほとんど解けていましたが、それでも京都らしい風情に雪がそえる凛とした空気感が漂っていました。

そして八坂の塔。西側から眺めるのもまた素晴らしい!近年に電線が取り払われた東側からもまた素晴らしい!!やはり京都を代表する風景ですね。写真を撮っている方も多く見かけました。

二年坂や三年坂も、まるで時代劇の風景のように、町並みにしっとりと白い屋根を連ねています。三年坂の明保野亭のしだれ桜に積もる雪も、誰もが振り返る光景でした。この桜は少し早咲きで、例年は3月下旬に咲きますが、今年は4月に入っても十分楽しめるかもしれません。楽しみですね。

途中、青龍苑に立ち寄りました。茅葺屋根の茶室が印象的で、もとは小川治兵衛の作庭による美しいお庭が自由に見られます。以前、屋根に鴨がいた様子をご紹介したことがありました。雪景色の青龍苑もまた素晴らしい!!池や石橋、茅葺屋根に積もった雪の趣は、京都のようでありながらも、一方で京都から遠く離れた名所へとやって来たようにも感じました。

修学旅行生でも賑わう参道を抜け、やってきました清水寺!!「今日は来てよかった~!」という声も聞こえてきます。積もる頻度としては、清水寺の雪化粧は金閣寺よりも貴重ですので、偶然京都に来られてこの風景に出逢えた方は、本当に幸運です。舞台を望める場所に立つと、雪は解けつつありましたがギリギリセーフといったところでしょう。時刻は11時前。この時刻になると、足元の雪はほとんど無くなります。

清水の舞台から除雪をした雪の塊を、舞台の上から下の林に落としていました。なかなか見られない光景です。落ちて行く雪もまた美しい。

清水寺の子安塔は現在修復工事中ですが、冬の時期は辺りの木々が葉を落として、本堂や塔の方向をすっきりと望むことができる穴場スポットです。

さて、時刻は11時を回り、市街地の雪もかなり解け始めています。京都の雪の儚さを感じずにはいられません。ただ、日なたの雪は姿を消しても、日陰になりやすい庭園の雪は意外と残っていることが多くあります。ということで、清水寺を後にして東福寺へと向かいました。狙いは光明院の丸窓からの雪景色です!結果は、次回以降にお届けします。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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