JR桃山駅前の早咲き桜


JR桃山駅前に一足先にが咲いています。

駅前の桜は今まさに満開。京都の早咲き桜の中でも、有数に早い桜です。今日は近くの小学校の卒業式もあったようで、子どもたちの笑顔に合わせて咲いてくれているかのようでした。駅前ということで、多くの方の目に触れて、きっと車窓からも人々を楽しませているのでしょう。

やはり今年はこれでも例年よりは遅いようです。伏見の早咲き桜では、島の弁財天・長建寺の糸桜もありますが、こちらはまだ咲いていません。ただ、蕾は膨らみ、開花までもう一歩といったところです。京都の桜守として名高い、佐野藤右衛門氏によって育てられたものだそうです。

摸擬天守がある伏見桃山城も桜の名所ですが、こちらはまだつぼみは固く、明るさに包まれるのはまだしばらく先になりそう。1本だけ梅の木があったので、お城と一緒に撮ってみました。伏見のシンボルとして遊園地のキャッスルランドが閉園した後も残されています。かつては天守から素晴らしい眺望が見られましたが、現在は耐震強度が不足しているため、入ることはできません。個人的に好きな眺めだったので、またいつか機会があれば上ってみたいものです。

伏見城は豊臣秀吉が築いた城でした。地震での移転もあり、関ヶ原の戦いの前には、徳川方が守る中、敵方によって攻め落とされ、自害した兵士たちの血がしみ込んだ血天井は、京都各地のお寺に残されています。その後、城は再建され、徳川家康は新しい伏見城で将軍宣下を受けました。そして、江戸時代の初めには波乱に満ちた役目を終えて廃城となり、その跡地には桃が植えられ、春には美しい花を咲かせていたところから一帯には「桃山」の名がつきました。現在はその桃の花もなくなり、伏見城の本丸跡は、明治天皇陵となっています。昭和になって遊園地の目玉として再建されたお城は、近年の映画撮影では大阪城に見立ててロケに使われるなど、今でも美しい堂々たる佇まいを残しています。桜の時期はさぞ華やかになることでしょう。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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