毎月25日は北野天満宮の天神市で知られていますが、この25日の夜は天満宮境内が21時までライトアップされています。梅が見ごろの時期には、人知れず「夜の梅」も楽しむことができます。
例年は2月25日の梅花祭の頃から3月初めが北野天満宮の梅の見ごろの時期ですが、今年は開花が遅くなった分、3月25日にも美しい梅を眺めることが出来ました。昼間は大変賑わう境内ですが、夜はほとんど人はおらず、地元の方が時々参拝に来られるのみ。意外と、夜のライトアップは知られていないようです。
ということで、境内ではじっくりと美しい梅の写真を撮ることが出来ました。昼間とは全く違った趣のある紅白の梅。漆黒の背景に柔らかい光が梅の木を照らし、枝ぶりの美しさも際立ちます。境内の梅はまさに今が見ごろ。京都ではなかなか梅のライトアップも見られる機会はありませんが、桜にも負けず劣らずよいものだと感じます。
25日は冬型が強まり、寒い日でした。午後2時台に雨が降った時には、日中にもかかわらず気温は真冬並みの4℃台に急降下。そして夜に写真を撮っていた時間帯も同じく4℃台と、コートが必要なほどの寒さでした。あと一週間で4月になるとは思えないほどで、今年の春の遅さを物語っています。しかし、境内の美しさには、時間が経つのも体が冷えるのも忘れて、夢中で写真を撮っていました(笑)以下、私が見てきた境内の美しい光景をお楽しみください。
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。
北野天満宮のライトアップがとても綺麗です。夜の澄んだ空気や静けさも写真の美しいライトアップされた光景と一緒に伝わってきて感動します。
抹茶さん
コメントありがとうございます。
本当に美しいですね。
今年は「夜の梅」を見られないかと思っていましたので、
写真を撮りながら、とても感動しました。
昼の賑わいとは別世界にいるかのようでした。