先日開花をご紹介した、京都御苑・近衛邸跡のイトザクラ。早速見ごろになってきました。今回は、写真と動画でその様子をお伝えします。
東京に岐阜や名古屋など、各地からソメイヨシノの開花の便りも届き始めました。京都でも場所によってはすでにチラホラと咲き始めている木もあり、いよいよ気象台からの開花宣言も秒読みといったところでしょう。一般的にソメイヨシノは開花から満開までがおよそ1週間と言われますが、過去の京都の開花から満開までの日数を見ると、10日程かかることも珍しくはありません。この先、平年よりも気温の低い日が予想されていることを踏まえると、1週間以上かかるかもしれません。
今日(1日)見てきた状況では、祇園白川でも、しだれ桜2本が見頃に入りつつあります。こちらは既に夜のライトアップも始まっており、しだれ桜の美しい夜桜を楽しむことができます。円山公園は、しだれ桜も含め基本的にはまだほとんど咲いている木がありません。既に学生たちの場所取りも盛んですが、こちらの見頃はまだ先となりそうです。
また、御池通の北側、高倉通と間之町通との間には、陽光桜が咲いています。冬に花を咲かせてきた御池桜は、そろそろ散っており、本格的な春を前にバトンタッチといったところ。ビルの合間に咲く都会の桜もまた美しいですね。
さて、近衛邸跡のイトザクラ。詳しい説明は以前のブログに書きましたので、今回は写真を多く載せたいと思います。今の京都御苑では、桜と桃と梅を同時に楽しむことができます。御苑の西側、今出川から丸太町までをじっくりと散策するのが大変おススメ。御苑内のさらなる穴場は宗像神社です。京都御所の春の一般公開は4月4日から。華やかな京都を楽しむことができそうです。
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。
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