天得院 桔梗のお庭 ライトアップ


東福寺の塔頭・天得院桔梗の庭のライトアップが行われています。

京都は桔梗の花が各地で見ごろを迎えて、青色の清楚な花で暑くなり始めた境内に「涼」を与えてくれます。東福寺の天得院は毎年この時期に桔梗のお庭を特別公開しており、特にライトアップは幻想的な光景で迎えてくれます。お庭は桃山時代の作庭と伝わり、杉苔が美しい中に青と白の桔梗の花が咲き誇ります。お寺は室町時代の初期に創建され、江戸時代の初めの住持・文英清韓(ぶんえいせいかん)は、方広寺の「国家安康・君臣豊楽」で知られる鐘の銘文を選んだことで知られます。この銘文は徳川家を呪うものとされて家康の怒りを買い、天得院も取り壊されますが、後に復興して現在に至ります。

さて、個人的には天得院の桔梗は昼も夜も何度も見てきましたが、やはり毎回美しいと感じます。特に夜はほとんど人がおらず、本当に静かに、じっくりと幻想的なお庭を眺めることができて、おススメ。仕事帰りにふっと足を運びたくなる場所です。今回訪れたときには鈴虫が鳴いていました。和楽器の癒し系BGMも静かに流れ、その中に鈴虫の音色が華を添えてくれます。窓は額縁のようにお庭の輝きを引き立て、どこから眺めても美しい。

境内に咲き誇る桔梗の中には八重の桔梗もあります。四葉のクローバーのように、見つけられるとラッキーですね。どうしても見つからなかった方は、帰り際に玄関前のお庭を探してみて下さい。運が良ければみつかりますよ。桔梗の花の様子は日々変わりますので、もし見つからなかったらごめんなさい。

天得院の見どころポイントの一つは、華頭窓(かとうまど)と呼ばれる窓からの桔梗のお庭。窓の奥の風景は、立つ位置によって変わりますので、自分好みの場所を探してみてもよいでしょう。窓から眺めるお庭はまさに「京都」の景色ですね。天得院の公開は17日まで。拝観料は500円。拝観受付は20時30分が最終です。祇園祭も気になりますが、天得院もおススメです。今回も動画がありますので、しばし美しい桔梗のお庭をお楽しみください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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