西院春日神社の藤花祭

西院春日神社 藤花祭
29日に西院春日神社藤花祭が行われました。

西院春日神社 藤西院春日神社は、淳和天皇の離宮・淳和院の鎮守として春日の神を祀ったのが始まりです。春日の神は藤原氏の祖先とされる神々で、奈良の春日大社がよく知られているように、境内には藤の花が植えられていることが多く、神の使いは鹿です。京都では、他にも吉田神社も春日社系統の神社です。また、西院春日神社では毎月1日・11日・15日には疱瘡石が公開され、淳和天皇の皇女が疱瘡(天然痘)と患った際に春日神に祈願をすると、石に疱瘡が生じて病が治ったと伝わっています。

西院春日神社 藤西院春日神社の藤花祭は、平安時代の天長10(833)年に行われた、淳和天皇による「藤のお花見(藤花ノ宴)」にちなむお祭りです。社務所の横には六尺藤が咲き、今年はちょうど見ごろの時期にお祭りが行われました。藤花祭では、神職や参列する童女たちも藤の花の飾り「藤かずら」を頭につけているのが特徴です。童女たちはとても可愛らしく、神事が始まるまでは境内を元気に動き回っていました。

西院春日神社 藤花祭神事の列は西参道から入り、本殿へと向かいます。担がれている唐櫃にはお供え物が入っていて、旬の食材である竹の子などもあるそうです。藤のお花見は単なる花見ではなく、国家や氏子の繁栄を祈って行われています。藤の花は長く伸びるツルが「延命長寿」の象徴で、小さな花が集まって房を作るところから「家庭円満」を表すなど、縁起の良い花なのです。また、この日に限って「藤かずら守り」が、家内安全・健康長寿のお守りとして授与されています。

西院春日神社 藤花祭藤花祭には、藤原氏の末裔に当たる家から藤の鉢植えが寄進され、今年は冷泉家の方が参列されていました。神事が進むにつれて辺りは暗くなりだして、厳かな雰囲気も漂って来ました。童女たちによる舞の披露も篝火の薄明かりの中で行われ、神事の最後には、神の喜びの声を表す「御鈴ノ儀」が行われて、境内に鈴の音が響きました。境内には地元の方が多く参列されていて、地元に親しまれている行事なのだと感じます。風情のある行事ですので、機械がありましたらご覧になってみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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