祇園祭 鉾建てと粽作り

鉾建て 縄がらみ
祇園祭もいよいよお祭りのムードが高まってきました。10日は鉾建てが始まり、吉符入と私の町内では粽作りも行われました。

八幡山の粽私は「八幡山」が出る山鉾町に住んでおり、10日は町内の吉符入(きっぷいり)が行われました。多くのガイドブックには吉符入は5日までに行われると書いてありますが、それは誤り。現に私の町内は10日が吉符入です。午前中は小学生が来られて粽を作っていきました。NHK京都ではその様子の放送があったようです。午後からは町内総出で粽作り。私もお手伝いをさせて頂きました。

粽の束粽作りと言っても一から作るのではなく、すでに出来ている粽に護符などを撒いていく作業です。粽も町内ごとに個性があり、例えば蟷螂山(とうろうやま)では、蟷螂(かまきり)の飾りもついています。今年は暦のつながりがよいとのことで、八幡山の粽も数を増やしています。他にも八幡山は子どもの夜泣き止め封じの鳩鈴・鳩笛でも知られます。鳩は夫婦円満の象徴でもあるので、紅白の鳩鈴と鳩笛を買われて、並べておくのも可愛らしいです。八幡山では例年子どもたちが、時にはわらべ歌を歌いながら一生懸命に出迎えてくれます。是非、一度覗きに来て下さい。

粽作りそれにしても猛暑が続いています。京都は連日37℃に迫る気温を記録し、この時期としては驚異的な高温となっています。理由の一つは南海上の台風。台風自身は周りから空気を吸い込み、強い上昇気流を生み出しています。一方、上空に吸い上げられた空気は、台風の周りから下降気流となって降りてくるため、空気は圧縮されて気圧が上がって高気圧を強め、台風は自分の周りの雲を消します。台風が気象衛星にくっきりと自らの姿を映し出すのも、そういった理由です。高気圧は13日頃からは勢力に陰りが見えますが、引き続き熱中症には厳重に警戒して下さい。

鉾建て四条通界隈では鉾建ても始まりました。山鉾の部材は釘を使うことなく荒縄で組み立てられていきます。大型の鉾ではその縄の長さを合計すると5kmにも及ぶともされ、結び方も見た目も美しく芸術的。縄を使うのは巡行時の衝撃を和らげるためで、山鉾を組み立てる作事方によると、もし釘を使っていれば5年ほどで部材がダメになってしまうそうですが、荒縄で衝撃を吸収していることで、ものによっては100年単位で使えるようになるそうです。まさに長年受け継がれてきた知恵なのですね。

八幡山 鳩鈴・鳩笛京都は一気に祇園祭のムードが高まってきました。私もご案内も含め様々にお祭りを楽しむ予定ですが、このブログでは速報的な更新は難しいと思いますので、京都旅屋のFacebookページで日々の京都の様子はご覧いただければと思います。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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