ようやく秋本番へ 彩雲が浮かぶ空

彩雲
11日の京都も30℃を超えて、今年は10月として記録的な暑さが続いています。ただ、3連休に入ると気温が下がり、秋本番となってきます。秋を前にした京都の空には彩雲も見られました。

御池大橋からの鴨川 10月11日先日もブログに書きましたが、10月としては本当に異常な暑さが続きました。京都では10月1日から11日までに、30℃を超える真夏日の日数が「計5日」に達し、過去133年の観測史上で最多となっています。今の時期の京都の最高気温の平年値は24℃ほどですので、平年よりも5℃~6℃も気温が高い状態。いかに異常かが数字の上からもよくわかります。

平安神宮 大鳥居なんとも厳しい暑さが続いていましたが、明日(11日)以降は気温が下がり、恐らくもう今年は30℃を超える日はないでしょう。ということで、振りかえってみると、今年は年間の真夏日(30℃以上)の日数が10月11日を含めて92日となりました。これは2004年の94日に次いで歴代2位の記録。8月や10月初めは記録的に暑かったですが、9月が比較的涼しかったため、年間の真夏日日数の記録更新はなりませんでした。ただ、このペースで暑い年が増えれば、遠くない将来に「年間真夏日100日」の時代が訪れるのかもしれませんね。

岐阜の空今度こそ、夏の終わり。季節の変わり目だった今日の京都の空は、まるで「雲の博物館」のようでした。刻々と変わる空の美しさには、子どものころからずっと空を見続けていても、強く感動させられます。私は京都出身ではありませんが、故郷の岐阜では地平線が見えるような場所で過ごしてきましたので、時折広い空が恋しくなります。

飛行機雲とその影今日は、秋のコースの下見も兼ねて南禅寺界隈をウロウロとしていたのですが、インクラインの頂上付近に来た時、ほんの短い間ですが「彩雲(さいうん)」も見ることができました。虹色に輝く美しい雲です。彩雲は、錦雲(にしきぐも)や慶雲(けいうん)とも呼ばれ、古くから吉兆とされてきました。この雲が現れために、元号が変えられたことさえあります。この写真を見て頂いた方にも、何かよいことがあるといいですね。

すじ雲いよいよ秋らしくなってくる10月の3連休。京都では粟田祭・春日祭・壬生狂言・金比羅大祭・赦免地踊りなどなど、各地で祭事が目白押しです。今年の私はあまり多くを見に行くことはできませんが、見てきたお祭りは、またブログに書きたいと思います。「まいまい京都」さんで13日に樫原(かたぎはら)、14日には七条界隈の京都の災害史を歩くコースを実施します。11月のコースの受け付けも始まりました。私も11月は3コースを担当します(詳細はブログの下を)。私のコース以外にも様々なガイドさんが集まっていて、興味深いコースがたくさんですね。京都旅屋では、秋の紅葉のコースを企画中で、近日公開予定。10月21日のチャリティーで行う散策も、是非ご参加頂ければと思います。また、10月17日には、宮川町のカフェ「ろじうさぎ」で京都検定の対策講座も実施します。私が京都検定1級合格までどうやって勉強してきたかなど、普段なかなかお伝えすることのない内容もお話しする予定です。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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