亀岡祭 2013年 山鉾たち その1

亀岡祭 高砂山
10月24日の亀岡祭の宵宮。今回は、各山鉾の紹介その1です。

亀岡祭 鍬山今年も昨年に続いて全ての山鉾を巡りましたが、せっかくなので御朱印集めを行ってみました。台紙が200円(だったと思います)で、各山鉾でスタンプを押して頂けます。それぞれに図柄が違っていますので、集めがいもあるでしょう。亀岡駅から行く場合、最も近いのは「鍬山」です。鍬山神社のご祭神である鍬山大明神(オオナムチノミコト)が、鍬を持って立つ姿がご神体となっています。平成17年に、町衆の努力により曳山となりました。懸想品も江戸時代の文化8(1811)年に制作されたもので飾られています。

亀岡祭 鍬山この日は、雨ということもあり、鍬山が丸ごと入る大きな蔵のような建物の中に入っていました。その上では、子どもたちによる祇園囃子も行われています。晴れていれば道路まで出ているのですが、雨だとこのような姿になるのですね。周りにはテントも設けられて、休憩することができました。なお、朱印を全て集めると記念品のカレンダーを頂けます。ただ、頂ける場所が決まっていて、端の鍬山と翁山、真ん中の稲荷山の三か所となってます。

亀岡祭 八幡山次の「八幡山」に行く間で雨宿りをして、雨が上がってから訪れてみました。八幡山でも、山鉾が丸ごと入る蔵の中でお囃子が行われていました。こうした蔵を持っているところは11基の山鉾の中でも珍しいそうです。この光景は、京都の祇園祭では見られない独特なところでしょう。私は祇園祭の町内に住んでおり「八幡山」の名は、私の町内の山と同じです。正直、亀岡祭の八幡山の方が立派だなと思いながら、親しみを持って今年も粽を買わせて頂きました。鍬山神社のご祭神には八幡神もいますので、こうして山鉾があるのでしょう。

亀岡祭 武内山にて八幡山の辺りから、亀岡が亀山と呼ばれていた城下町時代の雰囲気が現れてきます。昨日のブログにも書きましたが、濡れた路面が灯籠で輝いて、とても美しい夜でした。次に登場するのが「武内山」。古代大和政権を支えた武内宿禰(たけうちのすくね)を題材とした山鉾です。こちらの町内は雨ということで山鉾は出さず、会所にご神体が飾られ、お囃子も会所で披露して頂けました。お神酒やお茶のお接待もあり「どうぞもっと前で見て下さい」と言って頂けるなど、親切にして頂きました。

亀岡祭 三輪山 屋根が縮んだ状態続いて向かったのが「三輪山」。大和の大神(おおみわ)神社のご祭神である大物主神(おおものぬしのかみ)をご祭神としています。今年は、早々に25日の巡行への参加中止を決め、訪れた時には山鉾を片付けている最中でした。地元の方によると、亀岡祭の山鉾巡行への参加は各山鉾が判断するようで、祇園祭のように神事として厳格には行われているものではないようです。ここも祇園祭との違いかもしれませんね。

亀岡祭 三輪山ただ、解体中ということで普段は見られない面白い場面を見ることができました。まずはその骨組み。祇園祭の山鉾と同様の縄がらみで、釘を使わずに組み立てられているようです。ここは祇園祭さながらの光景ですね。ただ、一つ違っていたのは、なんと屋根が可動式である点です!解体をする際に、屋根の高さが少しづつ縮んでいって驚きました。雨だったからこそ、見られた貴重な場面でした。

亀岡祭 高砂山にて次は「高砂山」。こちらでは、なんとお抹茶の無料接待がありました。地元の方もたくさん訪れていて、まだお茶を頂いていないと思しき方には「頂いていって下さい」と声をかけています。お抹茶もお菓子も美味しく、心も温まりました。お茶席の向かいには、能の高砂を題材にしたご神体が飾られています。山鉾は少し離れた場所で、ビニールをかけられて立っていました。子どもたちが山鉾の上でお囃子を披露していましたが、下では家族の方が見守っていて、子どもたちも張り切っているようでした。

亀岡祭 蛭子山続いて「蛭子山」。大きな鯛を抱えた恵比寿(蛭子)像がご神体で、山鉾の上に乗っている姿を、ビニール越しにうっすらと見ることができました。蛭子山では、さらなる復興に向けて寄付を集めており、私も亀岡のご当地キャラ「明智かめまる」くんのハンドタオルを購入させて頂きました。亀岡祭の山鉾はまだ復興途中にあるようですので、この先も順次立派になっていくのかもしれませんね。さて、まだまだある山鉾。続きは、次回以降にご紹介します。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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