静けさ漂う雪化粧の龍安寺石庭

雪化粧の龍安寺
雪化粧の金閣寺を眺めた後は、龍安寺石庭の雪化粧を眺めてきました。

大雪にも警戒をまず、雪の情報を。18日(土)の京都の週間予報に雪マークが付いています。18日から19日にかけては、一時的に非常に強い寒気が通過し、京都でも18日夕方から19日に朝にかけて雪が降りやすくなります。市街地でもしっかりと積もる可能性があり、センター試験など重要な予定がある方は、最新情報や交通機関の乱れに十分にご注意ください。

雪化粧の龍安寺「京都の雪景色は儚い」と、このブログでも何度も書いてきましたが、それは実は一般論です。場所を見極めれば、周りの雪がほとんど溶けてしまっても、まだ雪が残っている場所があります。その一つが、世界遺産でもある龍安寺の石庭。金閣の屋根の雪がすっかり消え去っても、まだ龍安寺は大丈夫です。理由は省略しますが、こうしたノウハウは、実際に現地で見て来たからこそ身に付くものです。今後も、経験を積み重ねてより質の高いガイドを行って行きたいですね。

雪化粧の龍安寺ということで、今回もまだ雪が残っていると確信を持って金閣寺の後に龍安寺へと向かいました。時刻は午前10時前。龍安寺は京都の中では比較的行きにくい場所にあります。京都駅などからバスで向かう観光客は、先に金閣寺があるため、通常は金閣寺を訪れてから龍安寺へと向かいます。そのため、朝10時前の龍安寺は昼間の賑わいが嘘のように人が少ないという特徴もあります。桜の時期も紅葉の時期も、10時前の龍安寺の静けさは際立っています。

雪化粧の龍安寺石庭は見込み通り、綺麗に雪が残っていました。龍安寺へやってきたもう一つの理由は、積もっている雪が「うっすら」だったからです。もし「しっかり」と雪が積もっていれば、繊細な線が描かれた枯山水のお庭は一面の「雪原」と化し、石も埋まって本来の美しさは失われてしまいます。すなわちこの日は、雪が少なかったからこそ、枯山水のお庭日和でもあったわけです。

雪化粧の龍安寺石の周りに引かれた線に雪が降り積もり、より趣を感じさせてくれました。まさに京都の冬という感じがします。金閣寺のような派手さはありませんが、石庭に差し込む日差しのコントラストが見事で、人も少なく、金閣寺以上に贅沢な空間を楽しませて頂きました。一時的ではありますが、写真のように石庭を眺めているのは私だけで、どこからでも写真は撮り放題という状況にもなりました(笑)世界から憧れのまなざしを向けられる龍安寺の石庭を、美しい雪の日に「一人じめ」できるというのもすごいことですね。

雪化粧の龍安寺龍安寺の雪景色は、JR東海の冬のポスターでも紹介されたことがあります。この時は、龍安寺のA面として石庭の雪化粧が、B面として鏡容池の雪景色が紹介されていましたが、実はこのポスターの光景を両方ともよい具合で見るのは難易度が高いです。というのも、石庭は雪が残りやすい一方で、鏡容池の周りは日当たりが良いため、雪の量が少ないとすぐに溶けてしまいます。かといって、雪の量が多いと、石庭は「雪原」と化しますので、そのバランスが難しいのです。この日も、石庭など日陰以外の雪はすっかりと溶けていました。チャンスがあれば、また訪れてみたいと思います。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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