法金剛院の蓮 晴明神社の桔梗

法金剛院 蓮
本日は、まいまい京都さんの散策で法金剛院の蓮を眺めてきました。

法金剛院 蓮法金剛院は7月から8月初め(2014年は8月3日)にかけて、蓮の早朝拝観(観蓮会)が行われています。本日(2日)は朝8時に花園駅集合で「まいまい京都」さんの散策として、法金剛院をご案内させて頂きました。蓮の花は朝のうちに開花し、昼ころには閉じてしまうため、早起きは重要です。早朝の散策にも関わらず、定員いっぱいにお集まり頂き、さらに遠方からもお越し頂きまして、本当にありがとうございました。

法金剛院 蓮蓮は泥の中から美しい花を咲かせるため、泥を煩悩にまみれる俗世に見立てて、仏の悟りや智恵・慈悲を表す花としてお寺ではよく見られます。仏像でも如来や菩薩は蓮華座に乗っていることが多いです。蓮の花は極楽浄土に咲き乱れるとも考えられ、お互いが死後に極楽浄土で同じ蓮華の花の上に生まれるという考え方から、運命を共にする意味の「一蓮托生」という言葉もできました。法金剛院では、蓮の花自体はまだまだ楽しめそうですので、この時期も是非拝観してみて下さい。

晴明神社 桔梗さて、個人的には先日、晴明神社を訪れました。狛犬の周りには美しい桔梗が咲いています。一般的な青い桔梗と、比較的珍しい白い桔梗があり、バランスのよい割合で咲いています。桔梗は花期が長く、すでに花が枯れたものも多数ありましたが、全体としてはまだまだ見頃です。なお、法金剛院の境内でも桔梗は美しく咲いていました。

晴明神社 六角形の桔梗晴明神社で、ふと見つけたのが「六角形の桔梗」。非常に珍しいのではないでしょうか。東福寺の天得院で八重の桔梗は見たことがありますが、六角形は初めてです。桔梗は通常五角形ですので、四つ葉のクローバーを見つけたかのような気持ちになりました。晴明神社の社紋は桔梗印とも呼ばれ、境内ではまだまだ9月にかけて桔梗の花が咲きます。蓮に桔梗、京都は真夏でも楽しめる花があります。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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