銀閣寺の風景

銀閣寺
先日、ご案内で銀閣寺を訪れました。

銀閣寺京都の世界遺産には、国宝建造物か国の特別名勝庭園のどちらかが必ずありますが、金閣寺はその庭が特別名勝で金閣そのものは国宝ではない建物です。一方の銀閣寺は、この銀閣こと観音殿そのものが国宝建造物で、室町時代の貴重な建物であるという部分に大きな違いがあります。お庭も国の特別史跡・特別名勝に指定され、日本の数ある庭園の中でも格付け上は最高峰に位置。一見金閣寺よりも地味ですが、実は金閣寺以上の価値を持っている部分があるのが銀閣寺になります。

銀閣寺寺の前身は室町幕府の8代将軍・足利義政が建てた東山山荘です。建物や庭園は苔寺で知られる西芳寺を真似、石は各寺院からも(強制して)寄付を受けました。襖絵は当初は雪舟に依頼しますが断られ、雪舟が代役として紹介したのが狩野正信です(正信はそれ以前から幕府の絵師だったという説もあり)。正信はかの有名な狩野派の初代として、東山山荘の襖絵で地位を確立していきます。このように、義政は東山山荘にその持てる力の全てを注ぎ込みましたが、子の義尚に先立たれてからはめっきりと元気をなくし、観音殿の完成間近に亡くなりました。銀閣寺は東山山荘が義政の遺言により寺に改めらて創建されています。

銀閣寺さて、銀閣寺の魅力も歴史も深いものがありますが、今回は時間の都合で割愛。風景の中で私のおすすめは、錦鏡池に移る「逆さ銀閣」。逆さ”金閣”は有名ですが、銀閣も拝観順路の最後の方で池に移る姿を見ることができます。写真に収めるにはちょっと上から撮るのがコツです。この付近からは人が入らず美しい銀閣を持ち帰ることができるでしょう。お試しください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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