早朝の延暦寺

延暦寺
先日、延暦寺をご案内する機会があり、早朝に個人的に境内を散策してみました。

延暦寺比叡山にある延暦寺は、伝教大師・最澄が開いた天台宗の総本山。所在地は滋賀県ですが、鎮護国家の道場として京都との歴史的な関わりが大変に深いため、古都京都の文化財として17カ所ある世界遺産のひとつにも数えられてます。現在も山中に120余りのお堂が点在し、主に東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の3エリアに別れています。

延暦寺根本中堂がある東塔エリアがメインで、京都側から公共交通機関で向かうと、八瀬からケーブルとロープウェーを乗り継いで比叡山頂まで行き、そこからバスで移動します。あるいは市内からバスで向かう手段もあります。いずれの経路もあまり早い時間には延暦寺につくことができず、最速で午前10時前になります。今回は9時過ぎには境内に着く必要があったため、滋賀県側の坂本ケーブルを利用しました。坂本ケーブルは朝8時から30分おきに運行しています。

比叡山からの眺め朝8時45分頃に山上のケーブル延暦寺駅に着くと、そこは雲の上。気温も10℃台と肌寒いうえに湿度も高く、「論湿寒貧」という比叡山の修行風景を表す言葉がよぎりました。真冬の最も寒いときにはマイナス10℃まで下がることもあるそう。往時の修行の厳しさは現代人の想像を絶する厳しさだったことでしょう。

延暦寺さすがに朝9時前後の境内は人影がほとんどなく、山寺の風景を堪能させていただきました。本尊の薬師如来像や1200年以上も受け継がれてきたという「不滅の法灯」を守る根本中堂は、来年から修理に入ります。修理中のお堂の様子も貴重なものが見られそうですが、できれば普通に参拝ができる今年の間に延暦寺に足を延ばしてみてください。特に真夏は避暑地としてもおすすめです。

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です