祇園祭 北観音山の日和神楽

御旅所での日和神楽
7月23日に行われた祇園祭の宵山。北観音山の日和神楽を御旅所で見させていただきました。

北観音山の日和神楽日和神楽は翌日の山鉾巡行を前に晴天を祈願するお囃子の奉納です。移動式のお囃子が各山鉾町から御旅所へと向かい、お囃子を奉納してまた戻ってきます。今年は北観音山のお囃子を追いかけて来ました。経路は新町通から三条通、寺町通を南下して御旅所へという往復です。特に行きの経路は本来の山鉾巡行の経路でもあり、沿道の方もお囃子が進むのは感慨深いものがあることでしょう。

北観音山の日和神楽を見送る鷹山の囃子方御旅所ではお囃子の奉納が行われて、道行く人も足を止めてその様子を眺めていました。お囃子はだんだんとテンポが速くなっていくと、そのまま移動を始めて御旅所を後にしていきました。最後は礼をするのかと思っていたので意外でしたが、これも昔からのしきたりなのでしょう。御旅所を離れた一行は再び寺町通から三条通を経て北観音山へと戻って行きます。途中、三条室町を過ぎて鷹山の町内を通りかかると、鷹山の囃子方が北観音山の日和神楽を待っておられ、扇子を挙げて見送っていきました。昨年まではなかった光景には感動させられます。遠からず鷹山の囃子方も日和神楽をできる年もやってくることでしょう。その時が楽しみでなりません。

北観音山の日和神楽町内に戻った日和神楽は、北観音山の周りを三周してから逓信病院前の広場に入り、締めを行います。すでに23時過ぎですが多くの方が帰りを待って締めに参加されます。私も個人的には毎年参加をさせて頂いていますが、今年は日和神楽の往復を見守りましたので、より感慨深く見させていただきました。





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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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