同聚院の大根焚き

同聚院 大根焚き

12月初めに、東福寺の塔頭・同聚院の大根焚きをいただきました。

同聚院 大根焚き京都の冬の風物詩が「大根焚き」。寒い時期にホクホクのお大根を頂き、厄除け・中風除けを願うものです。例年、千本釈迦堂や鳴滝の了徳寺、三宝寺など、各地でいただくことができますが、今年はいずれも中止という寂しい年になってしまいました。そんな中で、東福寺の同聚院で大根焚きが行われていると知り、12月2日の最終日に訪れてきました。

同聚院鎌倉時代に建立された東福寺の場所は、平安時代には法性寺と呼ばれる寺の跡で、同聚院には、法性寺の五大堂の本尊であった不動明王像が伝わっています。像は仏師・定朝の父である康尚の作とされ、藤原道長によって寄進されたもの。火除けの像として信仰が厚く、十万の従者を従える十万不動とも呼ばれています。威厳に満ちたその姿は必見です。

同聚院 精進うどん大根焚きのみは800円で、不動明王の近くで参拝できる特別参拝とセット1300円でさらにうどんが付きました。うどんと大根をいただくとお腹も膨れました。うどんは、お寺の精進うどんで、白味噌とゴマをべースにし、ネギは使わないのも特徴です。今年は貴重な機会となってしまった大根焚き。おいしくいただきました。

同聚院 ユキサンまた、境内の入り口には「ユキサン」と呼ばれる白いバラが綺麗に咲いていました。ユキサンは「モルガンお雪」にちなんで名付けられました。モルガンお雪は、明治時代に祇園の芸妓からアメリカの富豪・モルガン家に嫁いだ女性で、渡米後に日本へ帰国後、フランスに渡り、社交界で評判となりました。晩年は日本に帰国し、昭和38年に81歳の生涯を閉じました。そして三周忌の1965年にパリ市から姉妹都市である京都市へ「ユキサン」と名付けられた新品種の白いバラが贈られています。このバラはモルガンお雪を偲んで、親交があったフランスのバラの名門であるメイアン氏が作出した新種です。実は、モルガンお雪のお墓が同聚院にあり、そうしたご縁から今でも美しい花がたくさん植えられています。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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