柳が芽吹く六角堂

六角堂

六角堂では、柳が芽吹き目に鮮やかです。桜も咲き始めています。

六角堂六角堂は聖徳太子が創建したと伝わる古いお寺で、お堂の屋根が六角形をしているところから六角堂と呼ばれます(正しくは頂法寺)。古くから京都の町堂として親しまれてきたお寺で、現在も都会のオアシスのような場所。西国三十三所観音霊場の18番札所として、本尊である如意輪観音が厚い信仰を集めています。縁結びのご利益が知られ、以下の伝説があります。

六角堂平安時代のはじめに嵯峨天皇が妃を求めて六角堂に祈願をすると、夢の中で「境内の柳の木のたもとに行くべし」とのお告げを受けました。天皇がその通りに訪れてみると、美しい女性が立っており天皇は妃に迎えたと伝わっています。いまでは本堂前の柳に境内で引いたおみくじを結ぶ際に2本の枝をくくって祈願する習わしになっています。境内はたくさんの鳩がおり、社務所では鳩にちなんだかわいらしい鳩みくじもあります。先日訪れると、柳が芽吹き、柔らかい緑が目に鮮やかでした。

六角堂また境内では桜も咲き始めています。六角堂の御幸桜は、咲き始めは白く、だんだんとピンクが濃くなる珍しい桜で、どちらかというと白く見えている期間が短いのが特徴です。咲きはじめは純白で、たいへん美しく、まるで雪が降っているかのよう。日に日にピンク色の花が増えていきます。いまは咲き始めの白い花を見られます。

六角堂御幸桜は、私が京都中の桜を眺めてきた中でも六角堂でしか出会ったことがない珍しい桜です。数年前までは水が流れる場所に植えられた木が立派だったのですが、近年樹勢が衰えて2019年になって植え替えられました。御幸桜と同じく色が変わるかと思いきや、この新しく植わった木は色が変化しない一般的なしだれ桜でした。色の変わる御幸桜は境内のスターバックスの前側や、親鸞上人を祀るお堂前の木になります。お近くに行かれた際は訪れてみてください。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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