古知谷阿弥陀寺のクリンソウ

大原の奥にある古知谷の阿弥陀寺では、クリンソウ(九輪草)が綺麗に咲いていました。

阿弥陀寺 クリンソウ

大原バス停からさらに先、 古知谷のバス停から程なくに、阿弥陀寺への上り口があります。バスで行く場合は本数は少ないですが「小出石」行きにお乗りください。大原バス停から2㎞ほどで上り口まで歩いていくこともできます。

阿弥陀寺 クリンソウ

お寺へはさらに10分ほど上ってたどり着きます。自家用車がある方は、上り口に駐車場があるほか、上の方にも数台は停められます。ただ、すれ違いが難しい場所もある狭い道ですので運転に自信のない方は下の駐車場に停めて上るとよいでしょう。

阿弥陀寺 クリンソウ

なかなか行きにくいお寺ではありますが、江戸初期にお寺を創建した弾誓(たんぜい)上人の即身仏(ミイラ)が祀られていることで知られています。即身仏は東日本に多く、阿弥陀寺が最も西にあるお寺です。即身仏は洞窟内の石棺に安置されており、直接お姿を目にすることはできませんが、本堂ではゆかりの品々が展示されています。

阿弥陀寺 クリンソウ

境内はカエデが多く、樹齢800年という京都市天然記念物のカエデもあります。そして、折々に花が美しいお寺でもあり、この時期は「クリンソウ(九輪草)」が彩ります。塔の上部に乗る九輪に似た形で咲くところから名付けられました。

阿弥陀寺 白糸草

訪れた20日は美しく咲いており、濃いピンクや薄いピンク、黄色、白と、色彩のバリエーションも見事でした。私は車を持っていないこともあって初めて見に来ましたが、カメラマンさんをはじめお好きな方が通うのも納得な眺めでした。

阿弥陀寺 都忘れ

境内では他にも、白糸草、都忘れ、エビネラン、壺珊瑚など、見逃しそうな小ぶりで美しい花々も咲いています。ぜひ、境内の様々な場所に咲く可愛い花にも目を向けてみて下さい。

阿弥陀寺

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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