両足院のハンゲショウ

建仁寺の両足院を訪れました。半夏生(ハンゲショウ)が見ごろの終盤です。

両足院

建仁寺の塔頭・両足院(りょうそくいん)では、恒例の半夏生の庭の公開が今年は7月10日まで行われています。料金は1000円。目玉の半夏生は、この時期に葉の表側を白く染める不思議な植物です。半夏生は半化粧と書くこともでき、緑の葉を一部だけ残して白く変化する様子から「半分だけ化粧をした」、ハンゲショウと呼ばれるようになったとする説があります。また夏至の日から数えて11日目は「半夏生」呼ばれる雑節ですが、田植に関連する節目として日本では大切にされてきました。

両足院

その半夏生の時期を知らせるかのように花が咲くため、植物の名前になったともいわれています。現在は梅雨の時期に目を楽しませてくれる植物として知られています(今年は明けていますが)。京都では勧修寺や等持院など水辺で美しい姿を見せてくれます。両足院では、緑の鮮やかなお庭に純白の半夏生が広がる様子が見事です。すでに見頃ですので、お早めに訪れてみてください。

両足院

今年も昨年に続いてガイドによる解説はなく、そのかわり庭園を一周することができます。今年は梅雨が早々に明けてしまい、苔が乾燥していたのは残念でしたが、涼やかで美しい両足院のお庭は綺麗でした。

両足院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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