祇園祭の鉾建てが始まりました

10日から祇園祭の山鉾の鉾建てが始まりました。

函谷鉾

今年もいよいよ祇園祭の前祭(さきまつり)の鉾建てが始まりました。鉾建ては10日から約2日半かけて行われます(新町通の山鉾は11日から建て始め)。鉾が建ちはじめるといよいよ祭りも本格化して気持ちも高まってきます。鉾は人が乗ると10トン以上もある重いものですが、組み立てには釘は使われず荒縄を結び付けて建てられています。使われる縄の長さを合わせると5㎞以上にもなるそうで、その技法は「縄がらみ」とも呼ばれています。

鶏鉾

鉾の正面と後ろは雄蝶、側面は雌蝶。石持の回りは海老巻や鼓巻など、美しい見た目や名前も個性的な縄がらみ。11日には一部の鉾で例年は榊の紙垂(しで)を見物人も付けることができるため、待ち構えている強者もおられるほど。通(つう)な方が集まるのが鉾建てかもしれません。

月鉾

なお、菊水鉾は南区の竹田工務店で組み立てられ、夕方に町内に運ばれてきます。その際、トラックに乗った珍しい姿を目にできます。いよいよ鉾が建ち始めた祇園祭。12日には曳初めも行われます(今年は一般の方は曳くことができないためご注意を)。今年は雨の日もありそうで、天気予報をご確認頂きつつ、熱中症にも注意していただきながらお楽しみください。

菊水鉾

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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