狸谷山不動院 火渡り祭 2022年

7月28日に、洛北の一乗寺の山麓にある狸谷山不動院で、火渡り祭が行われました。

狸谷山不動院 火渡り祭

狸谷山不動院は、京都では車の交通安全のご利益で知られています。オレンジ色で「狸谷山」と書かれたステッカーを見たこともある方も多いのではないでしょうか。また、ガン封じのご利益でも知られ、本堂前には多数のご祈願札が掲げられています。狸谷山不動院はその知名度の一方で、たどり着くまでの道のりは険しく、特に車がないと簡単には行きにくい場所にあります。最後に待つ長い階段はなかなか大変ですので、この時期は熱中症対策に十分にご注意ください。

狸谷山不動院 火渡り祭

火渡り祭は、毎年7月28日に、難病退散、夏バテ防止、ストレス解消を祈願して、柴灯護摩終了後に、護摩の残り火の上を素足で渡る「火渡り行」です。火渡りというと身構える方も多いかと思いますが、基本的には足が暖かい程度のはずです(最初の頃はわかりませんが)。また、山伏が導いてくれますので、お子さんや初めての方でも安心して渡ることが出来ます。参加者には500円で「火渡りおふだ」も授与され、これを手に持って火渡りを行います。なお、この日は別途1000円の入山料(手ぬぐい付き)が必要です。

狸谷山不動院 火渡り祭

火渡りに先立って本堂で法要が行われた後、本堂下の広場で山伏が護摩供養を行います。だんだんと暗くなって行く境内に護摩の火が灯されると、真っ赤な炎が夜空を焦がしていきました。本堂は、清水寺と同じ懸造りとなっていて、この日は多くの方が本堂の上からも護摩供養を見守っています。炎に照らされる本堂も幻想的です。

狸谷山不動院 火渡り祭

護摩供養が行われた後、この護摩壇が崩されて、火渡りが行われます。火渡りを行う時は靴を脱ぎ、素足です。初めて見ると、メラメラと燃える護摩壇を本当にそのまま崩して、赤い炭がある状態で広げていきますので、不安になるかもしれません。ただ、炎が点いている部分は外側にし、人が歩く内側の部分はしっかりと炭を圧縮して火を消していますので、基本的には問題ないでしょう。

狸谷山不動院 火渡り祭

準備が整うと、最初は山伏の方が結界を切って歩き、その後、一般の方が次々に火渡りを行って行きます。渡る際には足に塩をつけて渡っていきます。服装も特に制約はなく、スカートの女性の方もおられました。相当の人数が火渡りに参加しますので、特に後半になればほのかに暖かさを感じる程度。不安な方は後の方でご参加いただくとよいかと思います。

狸谷山不動院 火渡り祭

狸谷山不動院の火渡りは、見ためのインパクトがありますが、誰でも参加できますので、機会がありましたら足を延ばして実際に体感してみて下さい。なお、護摩供養の様子と、火渡りは動画もありますのでよければご覧下さい。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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