10月2日に、城陽市の府立木津川運動公園で城陽秋花火大会が行われました。
花火と言えば夏の暑い時期に行われるイメージですが、涼しい秋に行われるのが京都府南部にある城陽市の「城陽秋花火大会」です。府立木津川運動公園「城陽五里五里の丘」で行われ、最寄の長池駅からは徒歩で5分~10分とアクセスも良好。近鉄寺田駅からは無料のシャトルバスが出ています。
公園内には広大な芝生の空間があり、迫力ある花火を比較的近くで目にできるほか、芝生とあって親子連れが芝生にシートを敷いて待機していたり、安心して見に行ける花火ではないでしょうか。なお、今年はチケットが事前販売制で料金は1000円でした。
城陽の秋花火は、2011年に城陽青年会議所の30周年記念事業として700発を打ち上げたのが始まりで、翌12年は市制40周年記念事業として800発規模で実施されました。ただ、当時は現在の府立木津川運動公園ではなく、富野地区の田園地帯で行っていたため、火の粉によってビニールハウスに穴が開くなどの問題が起き、その後開催が見送られた時期もありました。しかし市民からの開催の要望が強く、府立木津川運動公園ができたことに伴って、2016年から改めて開催されています。コロナ禍で中止や無観客開催もありましたが、今年は3年ぶりに有観客で開催となりました。
会場では花火打ち上げ前の15時から解放され、露店もありました。日差しのある時間帯はテントもOKでしたが、日が暮れると片づけていただくようにアナウンスがありました。例年よりは人数は少ないようですが、それでも印象としては多くの人が訪れており、家族連れが多かったです。芝生の広場で見られるというのは家族連れでも安心でしょう。
19時から約30分間の花火は距離の近さもあってか迫力があり、たいへんよい時間を過ごすことができました。コロナ禍で花火を見るのも初めてというお子さんもおり、心に残る体験になったかもしれません。近隣では宇治川花火大会が無くなった分、貴重な花火大会と言えます。来年以降も開催を期待しております。最後の打ち上げの場面の動画もありますので、よければご覧ください。
ガイドのご紹介
京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
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