古知谷阿弥陀寺のダイモンジソウ

大原の奥にある古知谷の阿弥陀寺では、ダイモンジソウが咲いていました。

阿弥陀寺 ダイモンジソウ

大原バス停からさらに先、 古知谷のバス停から程なくに、阿弥陀寺への上り口があります。バスで行く場合は本数は少ないですが「小出石」行きにお乗りください。大原バス停から2㎞ほどで上り口まで歩いていくこともできます。

阿弥陀寺

お寺へはさらに10分ほど上ってたどり着きます。自家用車がある方は、上り口に駐車場があるほか、上の方にも数台は停められます。ただ、すれ違いが難しい場所もある狭い道ですので運転に自信のない方は下の駐車場に停めて上るとよいでしょう。

阿弥陀寺 ダイモンジソウ

なかなか行きにくいお寺ではありますが、江戸初期にお寺を創建した弾誓(たんぜい)上人の即身仏(ミイラ)が祀られていることで知られています。即身仏は東日本に多く、阿弥陀寺が最も西にあるお寺です。即身仏は洞窟内の石棺に安置されており、直接お姿を目にすることはできませんが、本堂ではゆかりの品々が展示されています。

阿弥陀寺 ダイモンジソウ

境内はカエデが多く、樹齢800年という京都市天然記念物のカエデもあります。そして、折々に花が美しいお寺でもあり、この時期は「ダイモンジソウ」が咲いていました。ユキノシタの仲間で、花が文字通り「大」の字に見えるという面白い花です。ぜひ、近くや写真を拡大して見てみて下さい。境内ではこれから11月ころまで見られます。

キイジョウロウホトトギス

また、フジバカマ(藤袴)の鉢植えも置かれており、アサギマダラも飛んできていました。他にもキイジョウロウホトトギスやシュウメイギクなどの花も咲いており、お花好きの方には嬉しい場所でしょう。機会がありましたら、足を延ばしてみて下さい。

シュウメイギク

ガイドのご紹介

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: yosimura1.jpg

京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

散策・講座のお知らせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP