大山崎山荘美術館の風景

大山崎山荘美術館を訪れました。

大山崎山荘美術館

大山崎は天王山のふもとに広がる街で、京都府と大阪府の境にあたります。桜の名所としては、宝積寺、アサヒビール大山崎山荘美術館、山崎聖天があります。いずれも天王山の坂の斜面にあり、急坂を登る必要はありますが、その分眺望に優れ、訪れた時の達成感もあることでしょう。

大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館は美しい佇まいの洋館が目を引きます。この建物は、大正から昭和の初めにかけて、実業家・加賀正太郎の山荘として築かれました。平成に入り、紆余曲折を経て、アサヒビールが美術館として再生し現在に至っています。美術館となる際に、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏によって新館が築かれ、洋風の山荘とコンクリートが特徴的な新館とが見事に融合した美術館となっています。「地中の宝石箱」と呼ばれる地中館にはモネの睡蓮の絵が展示され、さらに2012年には山手館も完成し、展示室が拡張されています。

大山崎山荘美術館

美術館の2階テラスからは、抜群の眺望が望め、淀川と背割提、男山の絶景を堪能することができました。美術館内の雰囲気は細部までこだわって作られており、上品さを感じます。また庭園は四季折々に美しく、実は庭園だけならば、自由に散策することができます。

大山崎山荘美術館

4月3日に訪れると、早咲き桜は終了しソメイヨシノも名残でしたが、美術館のテラスからは背割堤の桜もまだうっすらピンクに望め、新緑も綺麗になっていました。特に天気の良い日にはのんびりと自然に包まれた空間で時を過ごせることでしょう。初めての方は美術館も必見ですので、時間をたっぷり取って訪れてみて下さい。入館料は900円。JR山崎駅や阪急大山崎駅から、無料のシャトルバスも運行されています。

大山崎山荘美術館

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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